#02参戦希望 ページ3
紅守SIDE
紅守「……はぁ、まさかあのタイミングで爆破されるとはね。」
蝙蝠の戦士を名乗った私は、予定ではこの後獣石を追加注文するはずだった。
このバトルロワイヤルにイキナリ割って入るような事をしたのも、私の参加の依頼を、大戦の委員会が無言の圧力で断ったからだった。
大体十二大戦だと言うくらいだから、暗黙の了解として戦うのは十二人だけだ、と言う事も分かっていたが。あぁそうですよ、私は部外者ですよ。
だとしたら、あのレポーターにも気を張ってないといけないのか。あぁ、ダルい。
蝙蝠の戦士『潜んで殺す』紅守。名乗った通り、私は蝙蝠一族の一人。常にポーカーフェイスで。攻撃しようとしている事を悟られないように。
表には絶対に出ない。
だから誰も私の事は知らなかったと思うし、その方が有利だ。
けど今回は私も、ちゃんと欲しいモノがあってここに居る。表に出るんだって決めたんだ。
それも、戦争で失くした。
戦争で失ったモノを、戦争して得ようとしている。
プラマイ0にしようとしている。
だからコレに参加したい。戦士達が良ければ良いんじゃないか。私も獣石を飲めばいい。
今、確実に獣石を奪える戦士は誰だろう。
紅守「?待って、そうだ、見るからにアウトっぽい奴が一人いたよね、爆破される前に死んでいた、巳の戦士。」
まぁ、戦ったら強そうな戦士ではあったが、だから殺されたのか…?というか、ある意味私が入って丁度十二大戦の出来上がりじゃない!!!
紅守「見たところ腹は抉られてなかったし、飲み込む前にやられたのかな。あ、でも獣石が入っていたグラスは全部空だった。……だとしたら持っているのは……。」
私は今までの情報を走馬灯のように蘇らせて一人の戦士を思い浮かべた。
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《作者ご挨拶》
こんにちは!作者のtoppingromiorhです!
名前が長いですね←
なのでコメントして頂けるのであればトピロミで結構です。
小説、なかなか難しいですね…つい長くなったり、これで良いのか!?と思ったり。
ちゃんと戦士全員出そうと思っていますので、気長に待って頂けると嬉しいです。次は誰が出てくるか、匂わせてはいますが、お楽しみに!
質問とかアドバイスも待ってます。今後もよろしくお願いします。
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作者名:toppingromiorih | 作成日時:2018年2月10日 20時