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「ちょっとごめんな」
と一声かけてから、大ちゃんの検査着の前を開けて上半身を露出させる。
「んっ…や…」
「ん〜？大丈夫。大ちゃんは横になってるだけでいいんだよ？痛いのはないからね」
また目が涙で潤んできた大ちゃんを安心させようと、次にやることを一つずつ伝える。
「…ん…どこにも行かない…？」
「行かないよ。ずっとここにいるからね」
不安そうに聞く大ちゃんに、笑って頭を撫でる。
「よーし、ちょっと冷たいの付けるね〜」
そう言った光は、電極の付いたクリップを大ちゃんの手足につけていく。
その間にも大ちゃんがなるべくリラックス出来るように話しかけ続ける。
同じように胸にも装着し終わった光は、大ちゃんに声を掛けた。
「じゃあ、お喋りは一旦おしまいね。このままじっとしててね〜」
「ん…」
光にそう言われて、緊張した様子で固まってしまう大ちゃん。
「大丈夫。大ちゃんはボーっと天井見てたらいいからね」
そう言うと視線を俺から天上に移す大ちゃん。
「そうそう。その調子ね〜」
俺がそう言うと、記録し出した機械に視線を移す光。
俺は大ちゃんを見守って終わるのを待つ。
暫くそうしていると、光が「はい、もういいよ〜」と言いながら、大ちゃんに付けていた電極を外していった。
「終わりだって。よかったね〜」
と言いながらわしゃわしゃと頭を撫でると、まだボーッとしていたのかはっとした様子の大ちゃん。
「大ちゃん、検査全部終わったよ」
そう言うと嬉しそうに笑った。
その後、お腹が空いたという大ちゃんのリクエストで外でご飯を食べてから帰った。
裕翔もお礼にと誘ったけど予定があったみたいで一緒には行けなかった。
また今度、うちに誘ってみよう。
その方がちゃんとお礼出来そうだしね。
まあ、何はともあれ健診が終わってよかった！
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TT(プロフ) - ♪尾曲がりニャンコ♪さん» ご意見ありがとうございます。応援、励みになります♪ (2017年3月4日 10時) (
レス) id: a5409a49a2 (このIDを非表示/違反報告)
♪尾曲がりニャンコ♪(プロフ) - 作者さんが分かりやすく書いてくれてるので、今のままで大丈夫だと思います！更新ファイトです！ (2017年3月3日 11時) (レス) id: 79d67a7ed9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：TT | 作成日時：2017年2月25日 0時
