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「それよりさー」
とペットボトルのお茶を飲んだ大ちゃんが話を切り出す。
「夜中に高熱で起きたの覚えてる？」
「起きたっけ？覚えてないな…」
全く覚えがなくて、頭をかく俺に「おいおい、マジか」とため息混じりで光がこっちを見た。
「宏太さ、夜中に高熱で魘されてて。大ちゃんと2人でどうしようかって相談して、家から持って来てた錠剤で様子みようってなったんだよ」
夜中の出来事を話し始めた。
「そんで、起き上がらせて飲ませようとしたんだよね？」
「そうそう。そしたら口に薬と水を入れても飲み込めずにすぐに吐き出しちゃって。何回やっても同じでさー」
光の問いかけに大ちゃんが同意した。
「それで、もう座薬入れちゃおうってなってさ。注射なんて持って来てないし」
続きを話す大ちゃんの言葉に驚いて反応する。
「え、座薬入れられたの？俺…」
「そう。そんで、俺が抑えつけてる間に大ちゃんが何とか座薬入れたってわけ」
「そうそう。もうさー、大変だったよね、色々」
「うん。入れるまでも入れてからも泣いて抵抗してさ。それで…」
「わ、わかった。もういいよ」
光と大ちゃんが、昨夜の俺の話を話せば話すほど恥ずかしくなってきて、会話を中断させた。
「えー、もういいの？笑」
からかうように笑う光。
「まあさ、元気になって良かったよね」
「うん。結果オーライってことで」
それでも結局は体調を気遣ってくれた大ちゃんと光に、嬉しい気持ちでいっぱいになった。
「ありがとね」
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TT(プロフ) - ♪尾曲がりニャンコ♪さん» ご意見ありがとうございます。応援、励みになります♪ (2017年3月4日 10時) (
レス) id: a5409a49a2 (このIDを非表示/違反報告)
♪尾曲がりニャンコ♪(プロフ) - 作者さんが分かりやすく書いてくれてるので、今のままで大丈夫だと思います！更新ファイトです！ (2017年3月3日 11時) (レス) id: 79d67a7ed9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：TT | 作成日時：2017年2月25日 0時
