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舌圧子が苦手な光のために、ライトだけで何とか覗き込む。
俺が困っているのが分かったのか、大ちゃんが見やすくなるようにサポートしてくれた。
「光〜、あーって声出してみよっか」
「んっ……あぁ…」
光が声を出すタイミングで、ぱっと喉を診る。
「よし、見えた〜。ありがとな」
頭を撫でながらそう言うと、「ん…もう…ねたい…」と呟いた光。
熱のある身体は体力を消耗する。
なるべく早く終らせてあげようと、大ちゃんの目を見ると頷いてくれた。
「もしもしだけさせてね」と聴診器を持ち服をめくる。
大ちゃんもそれに合わせて、さりげなく光の手を握る。
「もうっ…やだっ…んー…」
眠さとしんどさが相まって身をよじってグズり始めた光を大ちゃんが宥める。
「やだねぇ。すぐに終わらせてくれるから、ちょっとの間じっとしてようね」
早く終わらせられるように聴診に集中する。
「はーい、終わったよ〜。寝ていいからね」
そう言うと、大ちゃんが光の背中を腕で支えながら布団に寝かせた。
大ちゃんが光のお腹あたりをトントン叩いていると、すぐに寝息が聞こえてきた。
完全に眠ったのを確認すると、2人で部屋を出て、一旦リビングに。
「疲れが身体に溜まって熱が出ちゃったみたい。腹痛もそれが原因だね」
リビングのドアを閉めるなり、診察結果を大ちゃんに報告する。
「そっか、頑張りすぎちゃったんだね」
「うん。起きたらもう1回熱測って、下がってなかったら薬入れようと思う」
そう話すと、「りょーかい」と言って途中だった夕飯の準備にとりかかった。
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TT(プロフ) - ♪尾曲がりニャンコ♪さん» ご意見ありがとうございます。応援、励みになります♪ (2017年3月4日 10時) (
レス) id: a5409a49a2 (このIDを非表示/違反報告)
♪尾曲がりニャンコ♪(プロフ) - 作者さんが分かりやすく書いてくれてるので、今のままで大丈夫だと思います！更新ファイトです！ (2017年3月3日 11時) (レス) id: 79d67a7ed9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：TT | 作成日時：2017年2月25日 0時
