【銀魂】幼馴染との約束。 (ページ2)

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松下村塾編二、想いページ2

Aside

A「お母さん。私達、ここで上手くやっていけるかわからないけど、一緒に幸せを見つけようね。私もがんばるから。」

私は、お母さんにこれからの目標を伝えた。

お母さん「ふふ。どうしたの？急に。そうね、お父さんもきっと喜ぶわ。Aががんばるんなら、私もがんばらなきゃね。」

お母さんは、いつも私の味方でいてくれる。世界で1番大切な存在。でも、またお父さんみたいにお別れしなきゃいけない時が必ずやって来る……
ううん。今は、そんなこと気にしちゃダメ。
もう、過去は振り返らないって決めたから。

お母さん「さあ、もう夜遅いし、一緒に寝ましょうか。」

そんな事言ってるお母さんだけど、私は知ってる。

A「うん。おやすみ、お母さん」

私が寝ついた後、日が昇り始める頃まで、お母さんは仕事をしている。なんの仕事かはわからない。でも、私に隠れてしているから……こんな事言いたくないけど、安全な職じゃないんだと思う。
そこまでして、私を護ってくれる。
そんな事を想うと、自然と涙が溢れてくる。
ああ。どうして？なんでこんな思いをしなきゃいけないの？
お父さんが死んだ理由。それは、幕府の争いに巻き込まれたから。あの日、お父さんは、幕府の商人達が集まる会に出席していた。その時、幕府では争いが起こった。これは事故。関係のないお父さんが、争いに巻き込まれたというただの事故。誰が悪いわけでもない。
だからこそ、私はこの世界を恨んでるのかな？
こんな世界、みんないなくなって、なくなっちゃえばいいのにな。
でも、今更もう遅いよね。そんな事思ったところで、お父さんがもうこの世にいないという事実は変わらない。
だからもう過去は振り返らない。今を生きよう。その中で、１つずつ幸せを作っていく。
それが、お父さんが、私とお母さんに残していってくれた大切な想いなのかもね。