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「あ、ごめ…。」
涙が零れてあわてて拭うと、その手首をパッと掴まれる。
それに反応してソンウヒョンのほうを見ると、困ったように笑って、残った私の涙を拭った。
ソンウ「お前、そんな辛いこと1人で抱えてたのかよ…。」
「だって、」
ソンウ「だってじゃない。」
そう言うと、掴んでいる私の手首を引っ張っるから、
そのままヒョンの胸にぽすっとおさまる。
ソンウ「辛かったな…。」
耳もとで聞こえるヒョンの声に、思わず涙が止まらなくなる。
「…うぅ…ヒョン…。」
ソンウ「泣け泣け、いっぱい泣きな。」
久しぶりに声を上げて泣いたかもしれない。
もう大人なのにこんな泣いちゃうなんて、ちょっと情けないな…。
しばらくヒョンにさすってもらったら落ち着いてきて、
「ヒョン、ありがとね。」
きっとひどい顔だから、ヒョンの胸に顔を埋めたままそう言うと、
ソンウ「お前、こんな時でもヒョンって呼ぶんだな。笑」
そう言って笑われた。
その一言で今の状況を意識してしまって、
…どうしよう、ドキドキする。
私の鼓動に気付かれないように少し離れようとしたけど、ヒョンの腕によってそれは阻止された。
ソンウ「それで、お前はどうしたいの？」
「…ちょっと考えたんだけど、みんなに私の口から言おうと思って。」
ソンウ「……。」
「みんなを失望させるかもしれないし、私のこと嫌いになるかもしれない。
けど、ちゃんと自分の口から言いたい。自分の口で、謝りたいの。」
ソンウ「…うん、そっか。」
ヒョンが、ふっと1回笑ったのが聞こえた。
ソンウ「それは、ジュニョンとしてじゃなくて、A自身がそうしたいと思って、望んだことなんだよな？」
「…うん。」
そう返事をすると、ヒョンは私を離して、目を合わせてくる。
その真っ直ぐな瞳に、吸い込まれそうになる。
ソンウ「オッパは何があってもAの味方だから。」
私の大好きな笑顔でそうなこと言ってくるから、一度止まった涙がまた溢れてきた。
アイゴー、なんて言って、また私の涙を拭ってくれる。
…どうしよう。
私、目の前の人のことが、たまらなく好きみたい…。
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なむなむ - あー、ソンウかっこいい…実際には私がヌナやからほんとに弟たちの話を読んでるみたいで泣けてくる…続き、待ってます！応援してます！！ (2019年5月18日 23時) (
レス) id: 1e039e84ca (このIDを非表示/違反報告)
Mercury - まだ待ってますよ！！！ずっと応援しています (2019年5月18日 21時) (レス) id: ed949b2bae (このIDを非表示/違反報告)
Mercury - ソンウかっこよすぎです！！！！更新頑張ってください！ (2019年4月26日 20時) (レス) id: ed949b2bae (このIDを非表示/違反報告)
レモンティー - ジソンオッパ最高です。こんな彼氏が欲しいなぁー。←私には無理だな (2019年2月26日 15時) (レス) id: 09354f20f0 (このIDを非表示/違反報告)
ラミソ(プロフ) - うにさん» コメントありがとうございます！ここぞという時のジソン氏、、、感動ですね、、、これからもよろしくお願いします！ (2019年2月3日 21時) (レス) id: 602c6e5297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラミソ | 作成日時：2018年4月30日 23時
