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その日は色々あったからかいつもよりも疲れてて、宿舎に帰ってベッドに入ったらそのまま動けなくなってしまった。
ミニョン「ジュニョガ、まだお風呂入ってないでしょ。」
「んー。」
ミニョン「早く入っておいで。」
その声に頑張って身体を起こして、二段ベッドの階段をゆっくり降りる。
だけどやっぱり脚がうまく動いてくれなくて、
「うわっ。」
脚を踏み外してしまった。
ミニョニヒョンの方を見ると心配そうな顔でこっちを見つめていて、
「そんな、大丈夫だよ〜。」
と言うと、反対の方向から、
ジェファン「どんくさっ。笑」
とケラケラ笑う声が聞こえてきた。
まさかジェファニヒョンにも見られてたなんて…。
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シャワー室に着いてからも、眠さと疲れからかふわふわした気分で、
あまりきちんとした意識のない中で温かいシャワーのお湯を浴びる。
気づいたらぼーっとしたままもう何分もシャワーを浴びていたみたいで、慌てて止めて身体を拭く。
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そしたら丁度その時、ガチャッと扉の開く音が聞こえた。
…え、うそでしょ。
やばい、と思った時にはもう遅くて、
扉を開けたソンウヒョンがこっちを見ていた。
「ヒョン、閉めて!」
思わずそう叫ぶと、一瞬ハッとした表情を見せて慌てて扉を閉めた。
いつもは絶対に締めるはずの鍵を、今日は眠すぎて締めるのを忘れてしまった。
それからいつもはこんなに長くシャワーを浴びないのに、今日はこんなに長く浴びてしまった。
いくつもの自分の不注意のせいで、最悪の事態を招いてしまった。
ソンウヒョン、これを見てどう思ったかな…。
嘘つかれた、って失望するかな…。
そんなことを考えると自然と視界が滲んできて、慌てて拭う。
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それから急いで着替えてシャワー室を出ると、
「ヒョン…。」
ドアの横に寄りかかって立っているソンウヒョンがいた。
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ファニ(プロフ) - パク・ジフンくんだった^^ かわいいです。 (2018年3月30日 22時) (レス) id: 787a0420f1 (このIDを非表示/違反報告)
ファニ(プロフ) - 誰だろう! 気になる。 (2018年3月29日 20時) (レス) id: 787a0420f1 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - ラミソさん» うれしいです! (2018年3月17日 21時) (レス) id: 48cd6fbb6d (このIDを非表示/違反報告)
ラミソ(プロフ) - りんりんさん» 読んでいただきありがとうございます!今はライバル?のような関係ですが、このあとちゃんと仲良くなる予定です。リクエストありがとうございます! (2018年3月17日 0時) (レス) id: ce02ce0bcf (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - ラミソさん» 更新される度に読んでます。リクエストなんですが、主人公とジフンを仲良くさせて欲しいです。 (2018年3月15日 14時) (レス) id: 48cd6fbb6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラミソ | 作成日時:2018年3月7日 14時