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やらかした、完全にやらかした。


そう後悔しても遅くて、気づくと誰もいない個室の中にしゃがみ込んでた。






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さっき切れたのはまぎれもなく堪忍袋の緒で、


通して踊り終わったあと、思ってることをめちゃくちゃに怒鳴り散らかしてしまった。








「ヒョンビナ!こんなにも他の人よりも遅れてるのになんで練習にこないの?

他のヒョンに対して迷惑かけてるとか考えたことある?

ヒョンビンはこの番組でデビューできなくてもモデルの仕事があるかもしれないけど、僕たちはこれに一生をかける勢いでやってきてる。

やるならちゃんとやって、

中途半端な気持ちでやるくらいなら、辞めて。」









そう言って部屋を出てきてしまったわけなんだけど、


最後に見たヒョンビンの顔が今にも泣きそうな、苦しそうな顔をしていて、


あぁ、終わったな、って思った。


ひどいこと言っちゃったな、ってめちゃくちゃ後悔した。







.







しばらくそこでうずくまっていると、扉の開く音がして、








ジョンヒョン「ジュニョガ、部屋に帰ろう。」








そこには笑顔で立っているヒョンがいた。


その光景に思わず視界が滲む。








ジョンヒョン「やー、なんで泣くんだよ。笑」


「だって、ひどいこと言っちゃったから…。」








そう言うと指で涙を拭いてくれる。








ジョンヒョン「俺はむしろ感謝してるよ。みんなが思ってることを、きちんと伝えてくれた。」


「ヒョンビンは、大丈夫?」


ジョンヒョン「あー、あのあと思ってること言って、ちゃんとフォローもしたから大丈夫だよ。あいつなら大丈夫。」


「よかった…。」








その言葉を聞いて一度止まった涙がまた溢れてくる。


すると突然人の温もりに包まれて、









ジョンヒョン「A、本当にありがとう。」









カメラには入らないような小さな声でそう言った。


ハッとしてヒョンの顔を見ると、








ジョンヒョン「じゃあ、戻ろっか。」








そう言って部屋を後にした。






.







練習室に帰ると、泣きそうな顔のヒョンビンがいて、







ヒョンビン「ジュニョガ、本当にごめん。それからありがとう。これからはみんなに追いつけるように練習するよ。」








そう言われて思わず抱きしめる。








「ヒョンビナ、これから一緒に頑張って行こうね。」







そう言うと、ヒョンビンの顔にも、みんなの顔にも笑顔がもどった。

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ファニ(プロフ) - パク・ジフンくんだった^^ かわいいです。 (2018年3月30日 22時) (レス) id: 787a0420f1 (このIDを非表示/違反報告)
ファニ(プロフ) - 誰だろう! 気になる。 (2018年3月29日 20時) (レス) id: 787a0420f1 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - ラミソさん» うれしいです! (2018年3月17日 21時) (レス) id: 48cd6fbb6d (このIDを非表示/違反報告)
ラミソ(プロフ) - りんりんさん» 読んでいただきありがとうございます!今はライバル?のような関係ですが、このあとちゃんと仲良くなる予定です。リクエストありがとうございます! (2018年3月17日 0時) (レス) id: ce02ce0bcf (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - ラミソさん» 更新される度に読んでます。リクエストなんですが、主人公とジフンを仲良くさせて欲しいです。 (2018年3月15日 14時) (レス) id: 48cd6fbb6d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラミソ | 作成日時:2018年3月7日 14時

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