Top Of Artists

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だけどそんな期待は数日後にあっけなく崩された。






その大きな原因は、モデル事務所出身で同い年のヒョンビン。


もともと練習生じゃないから、ダンスのレベルが他の人よりも劣っていることは百歩譲っていいとして、


あまりにも練習へのやる気がなさすぎる。






たしかに自分の苦手なことに対してモチベーションが下がってしまうのは分かるし、私にもそんな経験が山ほどあるけど、


だからと言って他人に迷惑をかけていいってことではない。






実際に昨日トレーナーの方たちへの中間発表で、ジョンヒョニヒョンがヒョンビンの責任を負って怒られた。


今まで我慢して何も言えなかった私たちも悪いんだけどね…。








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これを機にヒョンビンも心を改めてくれれば良かったんだけど、









ジョンヒョン「あれ、ヒョンビンは？」









今日も今日とてヒョンビンの姿が見えない。









ジョンヒョン「ちょっと呼んでくるね。」









そう言ってヒョンビンを呼びに行ったジョンヒョニヒョン。


リーダーだし色々思ってることたくさんあるはずなのに、それを顔に出さないヒョンは本当に大人だな、って思う。




ヒョンが出て行った練習室の中はいつもよりも空気が重くて、


変なことをやってみんなを笑わせてるソンウヒョンも、


それにケラケラ笑ってるジェファニヒョンもニエリヒョンも、


そんなみんなのことを見て微笑んでるミニョニヒョンも、


今日はそんな姿を見せてくれなかった。








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しばらくしてヒョンに連れられてヒョンビンが入ってきた。


心なしかへらへらしてるように見えて、また少しイラッとしてしまう。









ジョンヒョン「じゃあ、みんな揃ったし練習始めようか。」









その声にみんな重そうな腰を上げて自分の位置につく。


そして音楽に合わせて身体を動かす。








だけどやっぱり動きが付いてこれてない人が1人。


動線すらあやふやなところもあって、









「うわっ。」









私とぶつかった。






その時に私の中の何かが完全に切れた。

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