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やばい、ニエリヒョンに女だってバレた、どうする？どうすればいいこの状況。


なんて私が焦ってる間も、ニエリヒョンはにこにこしてて、









ダニエル「あー、ニエリヒョンにバレたどうしよう、って今思ってるでしょ？」









…はい、その通りです。









ダニエル「そんなの、前から気づいてたよ。てか、俺が気づいてないとでも思ってたん？笑」









あんなにずっといたのに、なんてちょっといじけてるニエリヒョン。








…え、前から気づいてたの？


嘘でしょ…。







そう思うと今まで必死に隠してたこととか、今焦ってたことがバカらしくなって、なんだか笑いがこみ上げてくる。









ダニエル「急に笑いだすなよ、怖いな。笑」


「はい。」









ニエリヒョンによると、もとからちっちゃくて細くて白くて中性的な顔立ちで、なんとなく女みたいだなぁ、って思ってて、


その時はまさか本当に女だなんて想像もしてなかったらしいけど、


グループ評価の日の夜に、私と抱擁を交わした時にそれが確信に変わったらしい。









ダニエル「ハグした感触が女の人を抱きしめた時とおんなじだったからさ。」









女の人を抱きしめた時と同じ、って…。笑


君は一体今まで何人の女性を抱きしめてきたんだろう。









ダニエル「まぁ、びっくりはしたけど、なんとなーく安心したんだよね、お前が女って気づいた時。」


ソンウ「…俺も安心したわ、ジュニョンは女の子だったんだ、って。」









…安心？


なんで私が女って知って安心するの…？







そんな疑問が頭に浮かんだけど、そっか、って流しておいた。









ダニエル「だから、俺もこれからも色んなこと協力するし、今まで通り接して欲しい。」


「…何言ってんの、当たり前じゃん。むしろこっちのセリフ。」









そう言うと、また顔をくしゃっとさせた笑顔を見せてくれて、


その笑顔を見て、この笑顔を守りたいな、って自然と思った。









そんなやり取りをしている私たちを見て、ソンウヒョンも自然と笑顔を見せてくれて、








その笑顔を見て、ニエリヒョンとはまた違った感情が生まれてくるのを感じた。

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