11話 ページ11
「やめっ…ちょっ…だめっ…」
「何?どうした?」
「離して…」
どうしよう…どんどんコイツのペースにもっていかれる。
嗚呼…もう…ダメだ…
「オーイ!A!こっち来て!」
いきなり、向こう側にいた友達が私を呼んだ。その瞬間、中島君は私から離れた。
よしっ!
「どうしたの?」
「今からビーチバレーやろうよ。」
「う…うん。」
それから私は中島君のことが気になって、全然楽しめなかった。
そんなこんなでもう夜。
「Aどうかした?元気ないね。」
「うん…なんか少し疲れたかな…」
「あんまり無理しないでね。」
はあ…もう部屋戻ろう。
ガチャッ
「疲れた!」
なんかまだドキドキする…
「ほんと何なのよ…」
何を考えても、中島君が頭をよぎる…
ガチャッ
私はこの後、部屋の鍵を閉めなかった事を、深く後悔した。
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★ - 1話【席に付け!】→着け、 18話【どんどん近くづくにつれて】→近づくにつれて だと思います。 (2020年9月20日 23時) (レス) id: 444bea33d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美海 | 作成日時:2016年12月29日 21時