夢王子は××【Block.b】 (ページ39)

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他人事。～ピオside～《35》ページ39

ユグ「ピオ！！！！！！」

ドアを開けたら、ユグは待ち構えていた。

ピオ「ヒョン…」

ユグはすごく心配そうな顔をしている。

ピオ(なんて顔だ……)

ユグ「A……。なんかあったの…？？」

僕は…ゆっくり口を開く。

ピオ「A………事故に遭ったんだ」

ユグは今まで見たことのない表情で驚いていた

ユグ「事故…！？Aは無事なのか？？？？」

ユグは僕の肩を揺らす

ピオ「ひょ、ヒョン…落ち着いて…」

ユグは一旦落ち着いた。

ピオ「Aは全然元気だよ。だけど記憶が少しなくなってしまったんだ。」

ユグ「記憶が……？」

ピオ「うん…。ユグの…記憶だけはほんとにないんだ。」

ｽﾄﾝ

ユグはゆっくりとゆかにひざまずいた

ユグ「どうゆう…ことだよ…ふざけんな……」

ピオ(ユグのこんな口調…初めて聞いた…)

ユグ「俺の…せいで…。」

ユグはぼそぼそとつぶやく

ピオ(相当……ショックだったのかな)

まあたしかに、愛する人の記憶から自分が消されたら相当ショックだ…。

でも僕にとっては……所詮…他人事だ。

僕はいつからこんな人間になってしまったんだ？

そしてしまいには、ユグにこんなことを言っていた

ピオ「もうAのことは………忘れてくれ。」