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雨のち《22》 ページ25
A「こんな日に限って雨……」
どしゃぶりの雨の中、わたしはなんとか宿舎についた
そしてわたしは宿舎のドアを優しく叩く
何回も何回も。
A「やっぱり…みんな忙しいよね」
帰ろうとした、そのとき
ドアがゆっくりと開く
A「！？」
ドアを開けた人は、キョンだった
A(よかった…。宿舎に行くついでにマフラーも持ってきたんだった)
キョン「Aちゃん…どうしたの〜？？」
わたしは少しシュン…となる。
どうやらユグはいないみたい。
シュン……？
どうして…わたしが？？
そういえば…前にもなんかこーゆーこと…
キョン「Aちゃん…？」
わたしは気を戻した
A「あ…マフラー、持ってきたんです！」
キョン「こんなどしゃぶりの中！？」
A「はい。今日ちょうど休みだったので…」
わたしは紙袋からマフラーをとりだす
A「少し雨で…濡れてるかもしれません！！」
キョン「大丈夫だよ！こんなどしゃぶりの中きてくれてありがとね〜。」
キョンはニコニコしながら言う
A「じゃあ…わたしはこれで！」
キョンはまた来てね。などと手を振りながら見送ってくれた
そしてわたしはふと上をみる
雨の雫が顔に当たる
なぜか…わたしのこころのような気がするのは…何故？
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作者名：とぴ | 作成日時：2016年9月11日 22時
