【風丸一郎太】笑顔【イナイレ】 ページ5
「きゃー！風丸くんよ！！」
一昔前のような黄色い声が廊下から聞こえてくる。
学校でも人気が高い、元陸上部で現サッカー部の風丸一郎太。女の子の様な見た目だがサッカーをすると一転。男らしさが増す。そんな姿をサッカー部マネージャーであるAは近くで見ていた。彼女もまた、風丸に想いを寄せているうちの一人だ。
「休憩でーす！」
一つ下の同じくマネージャーである音無春奈が一声かけると皆がゆっくり水分補給のためベンチに近づく。それにA達マネージャーは一人一人にタオルとアクエリアスの入ったコップを渡していく。木野秋はAの気持ちを察して風丸に渡すように言った。恥ずかしがりながらもAはタオルとコップを持っていった。
「あ、あの。風丸くんっ！これどうぞ！」
「あぁ、Aありがとうな」
「いえ！あ、今日はいつもより暑いのでこまめに水分補給してくださいね！」
「ありがとう」
にっこり笑う彼にAは胸がはねた。
同学年なのに敬語は可笑しいと思うかもしれないが彼女は精一杯だった。やばい。やばい。自分でもわかる耳から徐々に顔全体が赤くなっていく。
風丸はそんなAを見て言った。
「ははっ！顔真っ赤だぞ！Aも水分補給しっかりしろよ」
そう微笑まれて何も言えなかった。ただただ、頷く。そんな時秋が「休憩終了」と声をかけ、選手のみんなはコート内に戻っていく。風丸もタオルとコップをAに渡し戻っていった。
ベンチに戻って、木野とコップを片付けに部室に戻る。
「どうだった？Aちゃん」
「ど、どうって…恥ずかしすくて顔真っ赤になっちゃったよ…すごいドキドキしたぁ」
「ふふっ、可愛いー！」
ニコッと笑う秋ちゃんも可愛かった。
マネージャーの皆はAの恋愛を応援している。
「好きだって言わないの？」
「えっ？！言わないよ！言えないよ！」
顔をまた真っ赤にして答えた。
そう、今はまだ言えない。今はただ、キラキラとしたあの笑顔を見てるだけでいいのだ。
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打楽器屋(プロフ) - 光華さん» 嬉しいコメントありがとうございます！ (2020年9月15日 8時) (
レス) id: e2be3355c2 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 土方さん格好いい！！！ (2020年9月13日 19時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)
打楽器屋(プロフ) - 香織さん» こちらこそリクありがとうございました(*´ω`*)これからも続けて頑張ります！ (2016年6月20日 22時) (レス) id: 87848b158f (このIDを非表示/違反報告)
香織 - やばい！可愛いよウァレリアヌス..罪だね←ありがとうございました！ (2016年6月20日 19時) (レス) id: 54fa6b7b00 (このIDを非表示/違反報告)
香織 - ありがとうございます！ (2016年6月18日 1時) (レス) id: 54fa6b7b00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：打楽器屋 | 作成日時：2016年6月16日 0時
