24 昔話 ページ24
松(・・・結局、一緒に温泉に入ることになったけど
羽見られたくないな・・・鳥の姿では嫌と言うほど見せたけれど・・・)
兼「インジさーん！早く！」
岡「松陰寺さん？大丈夫ですか？」
松「！？あぁ、フィま行く｡」ﾀﾀｯ
松陰寺は２人が既に入っている温泉へ進んだ｡
岡「？・・松陰寺さん、何でタオルで胸まで
隠しているんですか？」
松「いや、別に深いフィ味は・・・」
兼「あれ？インジさんの背中、なんか
膨らんでません？」
松「フィのせいだろ・・・」
兼「それはそうと、インジさんの話聞きたいっす！」
松「フォレの過去なんて２人みたいにフォもしろく
ないぞ？」
岡「いや、俺も気になります！」
松「・・・わかった。ファなすよ。
フォレがフィいさいフォき・・・」
兼「あの、話す時はファ行なしで頼んます。」
松「・・・すまない。
・・俺は不死鳥と人間の間に生まれたんだ。
だから小さい頃から人間にも不死鳥達にも
俺達の家族は気味悪がられて、誰にも
受け入れられなかった。
父は不死鳥で、母と俺を誰もいない山奥に
連れて行って、話をつけてくるといったきり、
戻って来なかった。たぶん、人間にやられた
んだと思う｡
その後母も寿命で亡くなった。
俺が５歳の時だから結構生きた方だな。
その時から俺はずっと一人だ。」
岡「・・・あの、松陰寺さんはどのくらい
生きているんですか？」
松「俺は人間の血が濃いから十年で一つ年をとる、
つまり今は360年くらい生きてる。
本当の不死鳥は千年で一つ年をとるらしいけど。」
兼「不死鳥もちゃんと年とるんですね。
永遠に同じ姿なのかと・・・」
松「まあ、そう思われるよな。不死鳥なんていう
名前しているけど心臓を刺されたら死ぬし、
きちんと寿命がある。
それが人間にとって遅すぎるから勘違い
されてんだよ。
・・・話が逸れたな。
まあ悪いことだけじゃなかった。
こんなのにも優しくしてくれる人もいて、
俺に読み書きや格闘技を教えてくれた。
俺が不死鳥だって言っても顔色を変えなかった。
でも、その人をもう亡くなった。
その人は死ぬ間際に、
もっといろんな国も飛び回りたかったな、
って、だから俺はあの人の代わりに世界を
飛び回ろうと決めたんだ。」
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ペーまめ - ありがとうございます！ (2021年9月26日 14時) (
レス) id: 63d7921bbf (このIDを非表示/違反報告)
なめまじょ - トッパーマンシールを題材にするなんてすごいです！！それにめちゃくちゃ面白かった！ (2021年9月23日 19時) (レス) @page27 id: ab1b3a503c (このIDを非表示/違反報告)
梵天ぼんちゃん(プロフ) - 次回を楽しみにしてます (2021年9月11日 7時) (レス) id: 77110d258d (このIDを非表示/違反報告)
ペーまめ - 梵天ぼんちゃんさん、ありがとうございます！これからもワクワクさせるようなお話が書けるように頑張っていきます！ (2021年8月21日 17時) (レス) id: 63d7921bbf (このIDを非表示/違反報告)
梵天ぼんちゃん(プロフ) - いえいえ、お気になさらずにです♪ご無理の無い様に頑張って下さいませね (2021年8月21日 17時) (レス) id: 77110d258d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペーまめ | 作成日時：2021年8月9日 12時
