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拾.くすぐられてみた ページ10


[ 玖 ]の数日後。彼は貴方にちょっかいを掛けようと企みます。何をしようかと考えたところで数日前の記憶が蘇り、仕返しをする事に。しかし彼にとって予想外の展開が待ち受けていて…。



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「 オrrrラァ!!!! 」

名前を呼ばれたかと思えば振り向き様にくすぐられました。
しかし貴方が出した声は笑い声ではなく艶めいた声で。

「 え 」

手が止められ、顔を赤らめています。我に返った彼は大声、早口で貴方が悪いと述べ始めます。案外ピュアな彼。



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「 こないだの仕返しっ 」

こっそりと背後に回られ抱き着いてきたように思わせてくすぐってきました。
にこにことしながらこちらの様子を伺いますが、貴方が甘い声でくすぐりを嫌がると、

「 や、え…ご、めん。 」

こちらも顔を赤く染めます。彼には刺激が強過ぎたようでしばらくトイレに籠ります。



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「 お前は効くんだろ〜? 」

前触れ無く急にくすぐられました。
どんな反応かな、とニヤニヤ笑いながら脇腹をくすぐってきますが、貴方は甘めの声で反抗します。

「 は、…そんな声出んの? 」

平和な雰囲気がガラリと変わります。貴方の甘い声をもっと聞こうとくすぐりまくります。



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「 俺だけじゃ不平等だもんねぇ 」

そうケラケラと笑いながらくすぐってきます。
貴方が笑い転がり平穏な時間を…というのが彼の想定でしたが、くすぐられた貴方は色気付いた声を零します。

「 …あー、…ここ、くすぐったいの? 」

目を狐のように細めて妖艶に笑います。彼の違うスイッチが入ってしまった予感。



拾壱.電車で彼の肩にもたれ掛かってみた→←玖.くすぐってみた



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作者名:しゃもじ | 作成日時:2022年7月26日 15時

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