弐拾.お願いしてみた ページ20
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ソファに座りスマホゲームをする彼の隣で、最初は楽しく一緒に見ていたものの、どこか寂しくなってしまった貴方。ちょっぴりあざとく上目遣いで 構って 、とお願いしてみます。
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「 さっきまで笑ってたくせに 」
一瞬驚いたような顔をしてから吹き出してそう小言を溢しました。
とは言え表情には出ていませんが効果は抜群。すぐにスマホを置いてくれました。
「 あれずるいわ 」
少し余裕が無さそうに貴方に覆い被さります。
何だかんだ貴方のお願いには忠実な彼です。
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「 えっ、ご、ごめん 」
上目遣いに分かりやすく照れた反応を見せる彼ですが、貴方の寂しそうな瞳を見れば罪悪感に包まれます。
そのおかげか彼もゲームを直ぐに辞めます。
「 あ…いや、嫌じゃない、です 」
構って、と言われゲームを辞めたは良いもののどう対応してあげれば良いのかが分からない彼。
こちらから抱き着くと彼の心臓の音が大きく聞こえて来ました。
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「 面倒くせえ女みたいなやり口 」
ぴたりと動きを止めてからすぐに喉を鳴らして可笑しそうに笑います。
その言葉に貴方が不服そうにすれば仕方なさそうに笑って、
「 じゃあ死ぬ程構うけど 」
と貴方の目を見つめました。この後いつもより甘めに触れ合います。
やっぱり貴方のお願いが堪えたみたいです。
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「 え〜〜何それかわいいぃ… 」
貴方がお願いすればスマホは見向きもせず貴方にがばっと抱き着きました。
可愛い可愛い、と連呼して中々離してくれなくなります。
「 もっかいして、今のやつ 」
なんとお願いアンコールされちゃいます。
完全に貴方にデレデレの彼。彼に構ってと言ったからには散々可愛がられる筈。
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弐拾壱.貴方のスカートが捲れてしまったら→←拾玖.大事な場面を邪魔されたら
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作者名:しゃもじ | 作成日時:2022年7月26日 15時