拾漆．鼻歌交じりでお菓子を作っていたら ページ17
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終わったら息抜きが出来るように、と彼が自室で実況を撮っている間にお菓子を作ることにした貴方。
そんな機嫌の良さそうな貴方を彼は発見しました。
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「 機嫌良いじゃん 」
彼と蟹さんが歌った曲を鼻歌で歌っていれば、けらりと笑いながら甘い匂いに寄って来ました。
「 もーらいっ 」
材料にあった板チョコをひょいっと盗んで行きます。泥棒猫。
取り返そうとしても彼の身長じゃとても手が届きません。子供のように無邪気に笑う彼。
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「 やっ、もお、それおれの前はやめて 」
影でこっそり見ていた彼に気付いた貴方は伝説とも名高い 粉雪 を口ずさみます。すぐにストップが掛かりました。
「 なんかおれに手伝えることある？ 」
自主的にそう聞いてくれます。指示を出すと嫌な顔ひとつせずこなしてくれる彼。
終始にこにこの２人のお菓子作りの始まりです。
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「 お、五十嵐隆だな？ 」
彼と好みが合う貴方。彼の好きな syrup16g の曲を鼻歌で歌っていました。
抜群の歌唱力でワンフレーズ歌ってくれます。ひゅ〜う。
「 完成楽しみにしてるわ 」
そう言ってリビングでゆったりと過ごし始めますがチラチラとこちらに視線が。
お菓子作りをしている貴方が可愛くて口元が緩んでます。
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「 氷河期の中彷徨い〜〜♪ 」
彼の持ち歌を口ずさむとノリノリでご本人が登場しました。生歌が聴けます。
彼も貴方が自分の歌を歌っていることが嬉しくて えへへ 、と笑みを浮かべています。
「 エプロン似合ってますね奥さん 」
ふとした瞬間に背後から抱き着かれセクハラされます。拒否しないとお菓子作りどころではなくなってしまうので注意しましょう。もちろん任意ですが。
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作者名：しゃもじ | 作成日時：2022年7月26日 15時
