我慢 ページ10
「おはよう。」と目の前でクスクス笑いながら、降谷さんは言った。
「…おはようございます。」と私も返す。
「寝顔が可愛すぎてこのままじゃ狼になるところだったよ。すぐ起きれてよかったな。」
降谷さんは意地悪に笑ってみせた。
「え？狼って？え？」と私が1人でテンパっていると、
「そんな反応されたら我慢できなくなるだろう。」
降谷さんはそう言って、私に口づけをする。
「ん…ふっ、ふるやさんっ。」私が思わず名前を呼ぶと、
「…っ！ここまでで我慢しとくよ。」と降谷さんは言って、立ち上がる。
いつもより深いキスに私は驚いた。
「まあ雪見には、早く慣れてもらわないと困るけどな。」
降谷さんはニヤリと笑ってそう言い、私の頭を撫でる。
「慣れられる気がしません。」私が言うと、
「あんまり焦らされたらどうなるか分からないよ。覚悟して。」
「まあとりあえずご飯にしようか。」降谷さんはそう言って、キッチンに向かう。
どうしちゃったんだろう。降谷さん。いつもとなんか違うな。
私も降谷さんを追いかけてキッチンに向かった。
「あれ？降谷さん、もしかして雨降ってます？」
私は料理を作るのを手伝いながら、思わずそう聞いた。
「ああ。降ってるよ。さっき暴風警報が出てたし、今日は泊まっていって。」
降谷さんは普通にそう言うけど、ダメでしょう。メイク道具は一応あるけど着替えが。
「私着替えとか持ってきてませんよ。」と私は降谷さんに言った。
「じゃあ、雪見がお風呂に入ってる間に洗濯しとくよ。乾燥機あるし。」
降谷さんがそんなことを言うので、
「…自分で洗濯します。人に見られるとか恥ずかしい。」私が普通の反応を見せると、
「雪見、言っとくけど洗濯機ベランダにあるから。」降谷さんはそう言った。
「…もうこうなったら恥なんて捨てます。洗濯お願いしますね。」
私はついにそう言うと、料理を作るのを黙々と手伝う。
「そうだ雪見、その服じゃ寝にくいだろうから、俺のスエット貸すよ。」
降谷さんがそう言ったので、私は思わずえっ？と言った。
「降谷さんの服って、絶対大きいじゃないですか。シワになりますよ。」
「気にするとこそこ？まあシワなんてアイロンで取れるし、気にしない。気にしない。」
降谷さんはそう言うと、料理の仕上げにかかる。
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青龍 葵(プロフ) - 更新されないんでしょうか？ (2020年8月6日 16時) (
レス) id: 123a0a7152 (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - 桜@ボードには低浮上さん» 大丈夫ですよ、リクエストありがとうございます！頑張らせていただきます！ (2018年7月12日 23時) (レス) id: e1e7e066eb (このIDを非表示/違反報告)
桜@ボードには低浮上(プロフ) - リクエストしても大丈夫ですか？松田さんたちの話しも楽しみにまってます。 (2018年7月12日 17時) (レス) id: ae3d71bb82 (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - 桜@ボードには低浮上さん» そう言っていただけて嬉しいです！確かにツートップですね笑相変わらず更新は遅くなりますが、頑張ります！！ (2018年6月10日 22時) (レス) id: e1e7e066eb (このIDを非表示/違反報告)
桜@ボードには低浮上(プロフ) - 凄く面白かった！！降谷さんと伊達さんのツートップでそれも犯人を倒してしまうのは凄いです。最新頑張って下さい。 (2018年6月10日 20時) (レス) id: ae3d71bb82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらす。 | 作成日時：2017年7月31日 9時
