降谷さんのKnight 5

犯罪都市 ページ41

外では先ほどから、強い雨が降り続いている。

こんな日にお客さんが来るはずもなく、私たち3人は談笑をしていた。

ポアロに来る常連さんの話、米花町に新しく出来たお店の話。

そんな話をしているなかで、「そういえば、まだ捕まってませんよね…」

梓ちゃんは声を潜めると、ここ最近米花町で起きているという連続通り魔事件の話をしてくれた。

その話によれば、若い女の人が今月に入ってから3人ほど刃物で刺されているそうだ。

さすが犯罪都市米花町なんて思ったが、自分ももう他人ごとじゃないんだよなぁ。

私もとっくにこの話の登場人物に加わっているのだから…。

もとの話よりだいぶズレが起きているけどね。

まあ、私がこの世界でしてきたことの結果なんだろう。

でも後悔はしていない。大好きな人が幸せに生きているのだから。

それに、私の役目はまだ終わったわけじゃない。

そんなことを考えていると、カランコロンとベルが鳴って、お客さんが入ってきた。

「いらっしゃいませ。2名様ですか？……それでは、テーブル席へどうぞ。」透さんがお客さんをテーブル席に案内してくれた。

「メニューはこちらにあるので、ご注文が決まりましたらお呼びください。」

透さんはそう言うと、こちらへ戻ってきた。

こんなことを言ったら失礼かもしれないけど、やってきた2人のお客さんはなんだか怪しい。

雰囲気みたいなものが、危ない気がする。

そんなことを考えていると、またもやお客さんが来た。

「いらっしゃいませ…って、伊達さんじゃないですか。お久しぶりです。お一人様ですか？」

私はそう聞いた。

「おう。久しぶりだな、雪見ちゃん。」伊達さんはそう言って笑った。

「ではこちらへどうぞ。」私はそう言って、カウンター席に伊達さんを案内した。

「メニューはここに置いておきますので、ご注文が決まりましたら、お呼びください。」

そう言って、私は厨房に戻る。

久しぶりの伊達さんとの再会に、今かなり感動してるよ。

透さんに会いに来たのかな…？


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皆さんお久しぶりです！作者のしらす。ですm(_ _)m

長い間更新ができてなくてすみません。

これからも少しずつですが頑張って更新して行きたいと思っているので、よろしくお願いします！


そして作者は最近、安室さんのLINEをゲットしました。

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