番外編 ページ39
※これは「逃走」の降谷さんバージョンの話です。
「俺の恋人をいじめないでもらえませんか？」と言う男性の声が聞こえて、
気づいたら私は、降谷さんの腕の中にいた。さすが潜入捜査官。気配が全然なかった。
「なによあんた！関係ないでしょう。」神田さんが怒鳴る。
「関係あります。大切な人が傷つけられてるんですから。
今後一切、雪見に近づかないでください。じゃあ。」
降谷さんはそう言うと、私を抱いたまま歩き出す。
「降谷さん、怒ってますか？」と私が聞けば、
「雪見には怒ってない。ごめんな。来るのが遅くなって…。手は大丈夫か？」
降谷さんは私にそう聞くと、心配そうな顔をした。
「大丈夫ですよ。ちょっと捻ったぐらいですから。湿布貼ったらすぐに治り…」
降谷さんは足を止める。
「どうしたんですか降谷さ…「走るぞ。」ええっ？」
降谷さんは私をお姫様抱っこして走りだした。
ちょっと29歳！こんなことしたら腰やりますよ。
「安心して。俺はそこまで弱くないから。」と降谷さんは言う。
私の気持ちの問題もあるんですけど。そして思ってることがバレてた。
しばらくすると、降谷さんは私を降ろしてくれた。
「急に走りだしてどうしたんですか？」と私は降谷さんに聞く。
「邪魔されそうだったからな。」と笑って言う降谷さん。
何を？って言うのは聞いたらダメな気がする。
「邪魔者もいなくなったことだし…」降谷さんはそこで言葉を切ると、
「雪見をもらうから…。」ニヤリと笑いながら私の耳に囁いた。
「え？」と私が口を開いた瞬間に、キスをされる。
いつもより少し強引で深いキスに、私は立っているのもやっとだった。
だって降谷さん、キス上手すぎるし…。
「っ、はぁはぁ…。」漸く解放されたと思ったら、ぎゅっと抱きしめられた。
酸欠で、少し頭がボーッとする。
「ごめん。無理させたか？」と降谷さんは聞いた。
「大丈夫です。降谷さんだから…。」と私は返して笑う。
降谷さんも私を見て、笑顔になってくれた。暖かい風が私たちを包む。
大好きです。降谷さん…。
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今回は、りん様からのリクエストを書かせて頂きました。
何ヶ月放置してんだって話ですよね…。←
りん様、こんなものですみません。何かあればいつでも言ってください。
これからもよろしくお願いします。
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青龍 葵(プロフ) - 更新されないんでしょうか？ (2020年8月6日 16時) (
レス) id: 123a0a7152 (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - 桜@ボードには低浮上さん» 大丈夫ですよ、リクエストありがとうございます！頑張らせていただきます！ (2018年7月12日 23時) (レス) id: e1e7e066eb (このIDを非表示/違反報告)
桜@ボードには低浮上(プロフ) - リクエストしても大丈夫ですか？松田さんたちの話しも楽しみにまってます。 (2018年7月12日 17時) (レス) id: ae3d71bb82 (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - 桜@ボードには低浮上さん» そう言っていただけて嬉しいです！確かにツートップですね笑相変わらず更新は遅くなりますが、頑張ります！！ (2018年6月10日 22時) (レス) id: e1e7e066eb (このIDを非表示/違反報告)
桜@ボードには低浮上(プロフ) - 凄く面白かった！！降谷さんと伊達さんのツートップでそれも犯人を倒してしまうのは凄いです。最新頑張って下さい。 (2018年6月10日 20時) (レス) id: ae3d71bb82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらす。 | 作成日時：2017年7月31日 9時
