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秋祭り3 ページ26

「雪見に手を出すなって牽制してきたんだよ。」と透さんは笑顔で言った。

「え?手を出すなも何も、蒼太さんは私のこと気にしてないでしょう。」

私が笑ってそう言うと、透さんはため息をつく。

「とりあえず、あの男には気をつけて。」と透さんは言った。

「はーい。」と私は返事をする。

「ちゃんと聞いてるんですか?」と透さんは私の耳に囁いて抱きしめてきた。

「…っ!聞いてますよ。恥ずかしいので離してください。」と私が言うと、

「やだ。」と透さんは言って、ますます強く抱きしめてくる。

「やだって…。私が離して欲しいって言ってもですか?」と私はダメ元で聞いてみたが、


___雪見が離してほしいって言っても離さないから。


透さんはそう言った。やっぱりダメでしたね。どうしたんだ透さんは…。

「なんて…嘘だよ。さあ行こうか。」と透さんは私の手をさりげなく繋いで歩き出す。

「びっくりするじゃないですか。」と私はため息をついてぎゅっと手を握った。

「嫌だった?」と透さんは私に聞く。

「嫌じゃないですけど恥ずかしいんです。」と私が言うと、

「反応は可愛いけど、慣れてもらわないと困るな。」と透さんは言った。

「…頑張ります。」と私が言うと、透さんは不意に私にキスをする。

「今のは絶対に反則です!ていうか私仕返し出来ないんですけど。」

私が背伸びをしてみても、ギリギリ透さんにキスできない。

「じゃあほら。」と透さんがかがんでくれたので、私は透さんにキスをした。

顔を離そうとした瞬間に、頰に手を添えられて深くキスされる。

力が抜けて倒れそうになると、透さんは私の体を支えた。

「結局仕返し出来てないです。」と私が言うと、透さんは満足げに笑う。

笑っている透さんがカッコよすぎて、他の仕返しが思いつかなかった。

「もう、行きますよ。」と私はそれだけ言って、透さんと手を繋ぐ。

「雪見には敵わないよ。」と透さんが言ったので、よしとしよう。

「あー。雪見お姉さんと安室の兄ちゃん、こんなところにいたー。」

とコナンくんは無邪気に笑って言った。今の見られてたかな。

と思ったけど、顔が赤い様子もないし見られてないだろう。

「コナンくーん。あ!雪見さんと安室さん。雪見さん素敵でしたよ。」

蘭ちゃんはそう言って笑ってくれた。

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設定タグ:降谷零 , 安室透 , トリップ   
作品ジャンル:恋愛
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青龍 葵(プロフ) - 更新されないんでしょうか? (2020年8月6日 16時) (レス) id: 123a0a7152 (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - 桜@ボードには低浮上さん» 大丈夫ですよ、リクエストありがとうございます!頑張らせていただきます! (2018年7月12日 23時) (レス) id: e1e7e066eb (このIDを非表示/違反報告)
桜@ボードには低浮上(プロフ) - リクエストしても大丈夫ですか?松田さんたちの話しも楽しみにまってます。 (2018年7月12日 17時) (レス) id: ae3d71bb82 (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - 桜@ボードには低浮上さん» そう言っていただけて嬉しいです!確かにツートップですね笑相変わらず更新は遅くなりますが、頑張ります!! (2018年6月10日 22時) (レス) id: e1e7e066eb (このIDを非表示/違反報告)
桜@ボードには低浮上(プロフ) - 凄く面白かった!!降谷さんと伊達さんのツートップでそれも犯人を倒してしまうのは凄いです。最新頑張って下さい。 (2018年6月10日 20時) (レス) id: ae3d71bb82 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しらす。 | 作成日時:2017年7月31日 9時

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