降谷さんのKnight

広すぎでしょう。 ページ6

有希子さんは、「女優だったっていう方が正しいわね。それと絵見、雪見ちゃんのお母さんと友達なのよー。」


有希子は、記憶喪失だから少し記憶が違っているのだと思った。


お母さんと有希子さんが何か話して、お母さんが「新一くんにもよろしく伝えといて」と言うと有希子さんは、すぐに帰って行った。

ようやく家に入れたけど、かなり広い。私がキョロキョロしていると、

「今から、案内するわね。」とお母さんが言った。

まず一階には、お風呂とトイレが２つ、図書室、リビングダイニング、ホール、ゲストルームが2つあった。

二階にはそれぞれの部屋と、応接室、アトリエ、音楽室、トイレが２つあった。

最後に屋根裏べやは、物置きらしいけど、なんだろう、完璧にお母さんの趣味だろう可愛い空間ができていた。

案内された時に、お父さんが俳優で、お母さんはピアニストと言うことを知った。

だから、音楽室や図書室があったのかと、納得した。

アトリエには、私が描いた絵がたくさん置いてあった。

誰が描いたのかと尋ねたら、志樹くんはいたずらっ子のように笑って、

「雪見姉さんが描いたんだよ。」と答えた。私は知ってたけど、驚いたように「私は絵を描いてたんですね。」と呟いた。

志樹くんによると、賞をかなり取っていたらしい。

そりゃあ、トリップする前にも賞取っていたしね。

その後、私たちはお昼を食べにポアロに向かった。安室さんがいたら、嬉しいな。

コナンくんと蘭ちゃんにも会えるかな。私は楽しそうにしているのを悟られないように気をつけた。

カランコロンとベルの音を立てて扉を開けた。

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