遠くの街としあわせと・・４(ＪＵMＰｘＪＵMＰ)街シリーズ(４)

＝どきどき・２７＝ ページ28

「仕方ないよ。
　恥ずかしがり屋さんなんだよ侑李ちゃんは。
　ね、大ちゃんほらお風呂入ってこよう。ね？」


大ちゃんは、裕翔ぱぱと圭人に手を

ぐーっと引かれながら

「ちぇー。ちぇーっ。」ってお風呂に行ったのー。




侑李の前にしゃがんだ涼介ままが

クスクス楽しそうに笑って

「侑李ちゃんごめんなぁ。
　ウチの息子は侑李ちゃんゴコロが
　わかんなくってさー。」


「んーん。いーの。侑李だって・・男の子だから
　おんなし体だけどぉ・・。でもねぇ・・やっぱし
　はずかしぃの。・・てへへ。」


「ふふふ。
　じゃ、３人が出たら一緒に入ろうね侑李ちゃん。」


「うんっ。ありがとー涼介ままっ。」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




裕翔ぱぱと大ちゃんと圭人が

お風呂から出てきてー。


侑李は、しゃつとー、おぱんつとー

お気に入りのピンクのうさぎさんのパジャマをもって

侑李は、涼介ままとお風呂、はいりまーす♪

らんらんら〜ん♪





涼介ままといっしょにね〜

もこもこ。あわあわ。

ふわふわの泡をつくって、髪のけ洗うのー。

「んふふ〜。すごいあわあわ。もっこもこー。
　ねー涼介ままっ。」


「ねぇー、すっごいね、泡フワフワ。」


「ん〜。この、しゃんぷぅの香り
　とぉ〜ってもいい香り〜。」


「ああ、侑李ちゃんそーでしょ。
　これはね、オレ専用のバラの香りの
　シャンプーなんだよ。いい香りでしょ？」


「ん。すっごくぅ〜。
　バラのお花の香りなんてステキー。
　おとなの人みたぃ〜。んふふ〜。
　きらきら、お姫さまねぇ〜。」


「ふふふ。
　じゃ、流すよ〜。目、ぎゅーしててね侑李ちゃん。」


「はぁ―――い。」




＿＿＿＿こんでしょなーもしてー

侑李の髪は、つるつる。つやつやぁ〜。



こんどはー、バラの香りのぼでぃそーぷで

涼介ままと体を洗いっこしながら・・

侑李は涼介ままのお背中ごしごしして

「ねぇえ、涼介まま？」


「なーに、侑李ちゃん。」


「んっとー、どーして涼介ままはー
　きらきらでキレーなの？」


「キレー？・・オレ、キレイ？侑李ちゃん。」


「んっ。とってもキレーよ。
　しろいお肌でー・・んっと。しらゆき姫みたぃー。」


「ふふ、ありがとー侑李ちゃん。
　でも、侑李ちゃんのママの方が白雪姫みたいだよ。
　キレーで可愛いし、お肌もツルツルだよ、慧は。」


「ん、そーなのぉ。お姫さまなのよ、ままは。
　んと、お肌つるつるでー、かわいいしぃー。
　でもねー。」

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