遠くの街としあわせと・・４(ＪＵMＰｘＪＵMＰ)街シリーズ(４)

＝どきどき・２５＝ ページ26

「おいしそうなの〜〜。」

侑李、お目目きらきら。うきうきで

涼介まま見るの。



ニッコリ笑った涼介ままが

「ふふ、光から電話貰ってたから、サンドイッチに
　したよ。フライドチキンとポテトに合うでしょ？」

そう言って涼介ままが、光ままが持たせてくれた

ながしかくの箱あけるのー。



おいしい香りが、ふわ〜〜ってひろがるの。



「うんっ。とってもおいしそう〜。」



箱には、ぎっしりチキンとポテト♪

まだ、じゅう。じゅう。音が聞こえそうなのっ。



侑李たちが、じぃーって見てるなか

涼介ままが、おっきなお皿にチキンとポテトを

出してくれてー。


「さぁ、召し上がれ〜〜。」って涼介まま。




侑李は、大ちゃんと圭人の真ん中に

ぺたんと座ってー。



３人で手をぎゅっとあわせて

「「「いっただっきまぁ〜す。」」」



「どーぞ。」



涼介ままが、ニコニコみまもるなか

侑李は、たまごサンドをぱくんっ。

「ん〜。たまご、おいしぃー。
　おいしいよぅ、涼介ままっ。」



「そう？よかった〜。
　ん〜、やっぱ・・侑李ちゃん癒される〜。」



圭人は、はむサンドをもぐもぐ。

「あ、このハム・・美味しいハム屋の
　ハムだね。ね、涼介お母さん。」

「ふふ、せーかいっ。
　圭人、すごい賢いっ！！」




大ちゃんはー・・むぐむぐ。ばくばくっ。


「くぅ〜〜。やっぱ圭人んちのウメェなぁ。
　『ＪＵＭＰ』のチキン、サイコーだぜっ
　もー何個でも食えるよ〜。」



涼介ままが、大ちゃんを見て

「はぁー。」ってため息ついてからー

「じゃ、用があったら呼んでね。
　ごゆっくりねぇ〜〜。」

そう言って涼介ままが、お部屋出ていっちゃったの。




侑李は、オレンジジュースをちゅーっとのんで

お口をもぐもぐしてる大ちゃんを見て

「んー、涼介ままは
　いっしょに食べないの？ねぇ、大ちゃん。」


「ぅん〜〜。」って、もぐもぐ、ごっくんしてから

「あ〜、たぶんもう食ったのかもな。
　母ちゃん先にさ。」


「そっかぁ〜。
　侑李、涼介ままとごいっしょに
　食べたかったなぁ・・。」


少ししょんぼりしてる侑李に

圭人はクスッと笑って

「侑李ちゃん、もしかしたらさ。」


「なぁにぃ・・圭人ぉ。」


「もしかしたら、涼介お母さんが
　気を利かせて３人にしてくれたのかもよ。」


「んー。どーゆうこと？圭人。」

「ふふふ。僕達がね、ラブラブだから＿＿＿。」

「らぶらぶぅ・・？」

「そうだよ、侑李ちゃん。」

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