遠くの街としあわせと・・４(ＪＵMＰｘＪＵMＰ)街シリーズ(４)

＝どきどき・１７＝ ページ18

「あ。大ちゃんだっ。
　お電話、ぷるるる〜ってなってるー。｣


ままと、ぎゅぅ。ぎゅぅ。したまんま

ままとおしゃべりー。


｢ふふ。お電話きたね、侑李。｣


「うん。」


「じゃぁ、ゆーりさん。
　お電話でてくださーい。」


「はーい。」

ぴっと手を上げて、お返事してから

ぴょんって台からおりるの。



パタパタいそいで、キッチンのカウンターにある

子機のお電話をもって、ぴっとボタンをおしてー

侑李、お電話でるのー。


「はい、もしもし。高木侑李ですっ。」


んふー。侑李、しっかりお電話でれるのー。

ままを、チラリと見たらね、

まま、クスクス笑ってるー。・・なんで？

なぜ？なぜ？？じょーずに出来てるのにー。



んー。ってかんがえようーっと思ったら〜

お耳にね、大ちゃんのおっきいお声ー。

『ゆっうりぃぃぃ〜〜〜っっ。』って。



「も、もうー。大ちゃん、めっ。
　お耳が、またびっくしーしちゃぅぅ。」


『あっ。ワリィ、ワリィ。
　んで、んで、ゆーりっっ。』


「なぁに、大ちゃん・・。
　んと、大ちゃんまま・・だめだって？」


『いーやっ、侑李っ。やったぜっ。
　母ちゃん、いいってさ。お泊り会してもっ！！』


「ほんとぅ？」


『おぅっ！！ホントだっ。
　あ。母ちゃんが、侑李の母ちゃんに代わってって。
　ちぇっ、なんだよー。もっと侑李の声聞きてぇのにぃ。
　ちょ、母ちゃん＿＿＿。』


『あっ、侑李ちゃん？
　こんばんはー、涼介ママですー。』


「あ。涼介ままですか〜？
　侑李ですー。こんばんわ〜。」


『こんばんは。ふふ・・
　侑李ちゃんは、今何してたの〜？』


「んっとー、ままのおてつだいー。
　おまめごはんの〜、おまめむきむき。
　ぼぉるにね、ぽろぽろ〜してたのよー。」


『そっか〜。えらいねぇ〜侑李ちゃんはぁ。
　・・ちょ、あ〜大貴っ、うるさいっっ。
　ごめんね、侑李ちゃん。』


「んーん。涼介ままはー、なにしてたの〜？」


『えーっと、涼介ママはね、腹減らしの大貴と
　裕翔パパの為にー、一生懸命夜ご飯の支度ー。』


「んっとー、夜なになの〜？」


『今日の中島家の献立はねー
　とろとろオムライスだよ〜。
　っと、大貴、横からうるさいっ。』


「わぁ〜〜。おいしそうなの〜。
　んとー侑李んちはねぇー、おまめごはんとー
　おさかなとー、おひたしーとー・・んっと、
　あと、まま・・なんだっけ？」


「トン汁だよ〜。」


「あ、そーだ。あとね、トン汁だの〜〜。」

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