遠くの街としあわせと‥１(ＪUMPｘＪＵＭＰ) 街シリーズ(１)

＝いらっしゃい・９＝ ページ10

「どーちたの、おむちゅ？？」


「ばぶー。
　ままー。ままー。ぱいぱい。」


侑李・・“ぱいぱい”？？って考えてるあいだに

大ちゃんが侑李のむねのトコさわったの。


＿＿＿＿っっ！！



侑李は、勢いよく立って、

転がった大ちゃんにぷんぷんしていうのっ。

「だ、大ちゃんのばか―――っっ。
　も、もぅぅ〜えっちぃぃ〜〜〜！！」



その声にドアが、ガチャとあいて圭人が

「ど、どーしたのっ？！侑李ちゃん？？」



「けいとぉー。」

侑李ね、びっくりしちゃって、しくしくしちゃってね、

圭人に・・だきついちゃったの。



「ちょ、だいじょうぶ？侑李ちゃん？？」


なんだか、はずかしくって

侑李・・言えなくって

「えっと・・
　ぅぅん。な、なんでも・・ないの・・。」



転がったままはんせい？してた大ちゃんが

いそいで走って、侑李のこと来て

「侑李、、ごめんっっ。
　ほんとーに、ごめんなっっ。もうしないっ。
　だから、ゆるしてっ、な。侑李？！」




侑李は、やっぱし・・はずかしくって

大ちゃんのこと見ないで

「もぅ・・いいの。へいきぃ・・。」



侑李は、目をごしごしして、

「・・もぅ、お母さんごっこしない。
　・・もぅおわりぃ・・。」




侑李が、ぷいってちがうトコみたら



カチャッてお部屋のドアがあいて

ままがにっこりと

「みんな、５時になったよ〜。
　大ちゃん、圭人くん、パパ達が
　お迎えに来てくれたよ〜〜。」



「「は―――い。」」




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



１階のお店んとこで、

大ちゃんぱぱと、圭人ぱぱが

侑李のぱぱとおしゃべりしてる。


こんど、侑李んちのお庭で

ばーべきゅーしようねって

たのしそうにお話ししてるの。





大ちゃんぱぱのゆうとさんは〜

とーってもスラーっとしてて

優しくって王子さまみたい・・。

ぜんぜん、大ちゃんと、にてなーい。

ぷんだっ。


大ちゃんぱぱが、

「侑李ちゃん、いつも大貴と
　遊んでくれてありがうとね。」

って、にっこり優しいえがお。

「ふふ。いいえ〜。大ちゃんぱぱっ。」






圭人ぱぱのこうたさんも〜

背がたかくって、かっこいいよ。
　
笑うとね、お目々がなくなって可愛いえがお。

明るくって楽しいひとなの。

「侑李ちゃん、圭人がいつも
　侑李ちゃんの話ししてて
　とっても楽しそうなんだ。
　ありがとな。」


そう言って侑李の頭ぽんぽんしたの。


「侑李も圭人といて楽しいよ。圭人ぱぱっ。」

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