遠くの街としあわせと‥１(ＪUMPｘＪＵＭＰ) 街シリーズ(１)

＝想う・２＝ ページ46

「ゆうと・・キス・・して・・？」



オレの甘い囁きに、

裕翔は瞳の奥を揺らしながら

オレの頬を強く撫で

「いいの・・キスしても・・？」



「ん。・・して？」


甘く響く様に囁いて

書斎の机に寄り掛かって居る

裕翔の胸元に手を置いて

グッと近寄り身を預け


「んふふ・・して、ゆうとぉ・・。」


そう言って誘惑してから

ゆっくりと瞳を閉じる。




裕翔はそっと、オレの頭を引き寄せて

くちゅっと強く唇を塞いだ＿＿＿。



「んんっ＿＿＿。」




強くギュッと抱き締められながら

強く大胆に唇を重ね合う。



「んっ・・んはぁ・・んふ・・っん」



裕翔が愛おしそうに、オレの腰を引き寄せる


「んっはっ・・ん・・」



唾液の交わる音を聞きながら

裕翔の大きな手の感触を

腰で背中で感じる。



「ふっやぁ・・んっはぁ・・」



ぴちゃっと唇を離して

裕翔の、舌が唇が

オレの、耳を首筋を舐め・・キスを落としていく。


「んっ・・ん・・ゆう・とぉ・・」



オレは身を捩じらせ

「やっ・・だめぇ・・
　まだ、お風呂入って・ない・の・・やぁ。
　汗・・かいてるし・・だ・め・・。」


「ふふ・・いー匂いだよ・・涼介。
　だいじょーぶ。ふふふ、可愛いなぁ。」


そうオレの耳元で囁いて

服の中に手をソロリと入れ

腰を撫で上げる。




「ぁっ・・ん・やぁ・・
　んっ・んん・・ねぇ・・裕翔・・？」



裕翔はオレの首筋にたくさんキスを

落としてオレを見つめて


「なーに・・涼介？」



「んっ・・ここで・・する・の？」


「ダメ？ふふ・・大貴に聞こえないから
　安心して＿＿＿＿＿ふふふ・・。
　えっちな大きい声出せるよ？
　涼介・・。」


「ちょっ・・どーゆう意味・・？
　そんなオレ、声大きくないからっ。もぅっ。」



「ふふふふ・・。
　感じちゃうと・・声、出てるよ。
　可愛くって・・大きいえっちなやつ。」



オレは裕翔の胸元をポカッと叩いて

「もぅーうるさいなぁ。やだっ。」



「ふふ。ごめん、ごめん。涼介。
　ここじゃ、嫌なの？」


「んーちょっと・・。
　ベッドが・・いいの、オレ。」


「いいじゃん、たまには・・
　燃え上がるかもよ？・・えっち。」



「もぅ――。裕翔っ。
　・・だって・・なんかココだと・・
　自分に見られてるみたいで・・
　落ち着かない・んだもん・・。」

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