遠くの街としあわせと‥１(ＪUMPｘＪＵＭＰ) 街シリーズ(１)

＝３人で・８＝ ページ25

「ホントに、圭人って・・
　大人みたいな事言うよね。頭もいいし
　・・ホント、宏太とオレの血はどの辺に
　いってんのかね？？ね、宏太。」


「ホントだなっ。
　まさに、トンビ鷹を生むだなっっ。」




お母さんは、？？マークを飛ばして

「・・トンビは・・鷹、生まねぇーよ？？」



「いやいや、お〜〜い光っ！！
　ことわざ、ことわざっっ。」

ってお父さんが軽くお母さんの額をぺちってして



僕は、「あははははっっ。」って大笑い。




お母さんが、むぅーってして立ち上がって

「こらぁ〜。笑うなっ、圭人っっ。」



「くふふふふふ・・。」ってこらえてる僕に



お母さんはプンプンして

「もー笑った圭人は、バツとして
　お風呂１人で入ることぉ〜〜〜〜っ！」って。


「・・んーっと、お母さん。」


「なーにっ。」


「あのね、お母さん。
　それはバツにならないよ？
　・・僕、お風呂１人で入れるよ。」


「へ？？・・マジ？」


「うん。」


「えぇ〜〜っ！！
　いつも、宏太と風呂入ってたじゃんっっ！」


「うーん・・それはね・・。
　お父さんが誘うからさ・・
　断ったら悪いかなぁーって思って。」




お父さんは、ショックって顔に書いてあるみたいに

「ええっっ！！
　そんな風に思ってたのかよ〜〜けいとぉぉ。
　・・はぁ――。ホントにしっかりしてんな
　俺達の息子は・・な、光。」



「うん・・ホントに・・。
　じゃ、圭人、お風呂入って来ていーよ。
　飯の支度しとくからさ・・で、宏太は
　晩飯の手伝いねっっ。」




「へ―――――い。」

って、ふざけた返事をして、

お母さんに叱られてるお父さんを見ながら

僕はクスクス笑ってお風呂場に行った。





お父さんとお母さんは、

本当に仲良しだなぁ。いいなぁ。

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