遠くの街としあわせと‥１(ＪUMPｘＪＵＭＰ) 街シリーズ(１) (ページ23)

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＝３人で・６＝ページ23

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次の日も僕は、学校から帰って

宿題をして、洗濯物を取り込んで、畳んで・・

それから、お店の手伝いをしたんだよ。

お店の店じまいをして

厨房を片し終えたお母さんが

「圭人、洗濯物、ありがとなっ。
　さっき、２階上がって取り込んで
　おまけに、畳んであって・・
　母さん、ビックリしたっ！」

「いーえ、お母さん。」

「ほんとーに、宏太より頼りになって
　とっても助かってるよ、母さん。
　よく出来た息子を持って・・
　あー、オレは、しあわせっっ。」

そう言ってしゃがんで、僕に顔をスリスリして

ギューっと抱き締めてくれる。

「もーお母さん、恥ずかしーよ。
　と、ゆーか・・お母さん見て・・
　壁に隠れてこちらをジーッと
　見てる・・いじけた人が居るから。
　・・かわいそーだよ。」

「う～ん。本当に圭人は優しい子だなぁ。
　母さん泣けてきたっ。」

お父さんがいじけたまま

厨房に入って来たと思ったら

急にニッコリと笑って

お母さんが僕をギュ―っとしている上から

僕達をしゃがんでギューっと抱き締めて

「俺はお前らを、愛してるぞぉ～～。
　光と圭人の為なら、たとえ火の中
　水の中っっ！！守ってやるぞぉ～！！」

僕は、お父さんを見つめて

「ふふ。お父さん。
　僕もいつか、立派になって独り立ちしたら
　僕もお父さんみたいにお母さんみたいな
　大切な人と結婚して・・んふふ。
　僕んちみたいな、家族をつくるねっ。」

お父さんは照れくさそうに笑って

僕の頭をグリグリ撫でて

「まったくぅ～。圭人のやつ～。
　この、このっ。嬉しい事言ってくれるなっ。
　も～～、このこの攻撃だぁ～～っ。」

そう言ってお父さんとお母さんが

２人でしゃがんだまま

僕の体を指でつんつんして

「「この、このぉ～～圭人ぉぉ～～」」

ふふ。お父さんとお母さんは

本当に仲良しで・・

よく声がハモるなぁ～。うふふ。

「も～～～、くすぐったいよぉ。」

クスクス、ゲラゲラ、笑ってお母さんが

「明日はひっさしぶりの
　月一回の日曜休みだぁ～～～。
　なぁ、圭人っ。圭人は何したい？？」