遠くの街としあわせと‥１(ＪUMPｘＪＵＭＰ) 街シリーズ(１) (ページ21)

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＝３人で・４＝ページ21

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僕は、夜ごはんを食べ終えて

そのままダイニングのテーブルで

算数のドリルの宿題をして・・・・・

「よし・・できた。」

・・パタンとドリルを閉じて

さっきのコトを、ぼんやり考える。

＿＿＿好きな子に・・気をつかわせてる。＿＿＿＿

う――ん。

やっぱり、大変だよね・・侑李ちゃんは。

ちいさーい頃からだもんなぁ。

僕と大ちゃんにはさまれて・・

うーん・・どうしたらいいかな？

う――ん。う――ん。

目をつぶって

「う――――ん。」って悩んで

パッと目を開けたら

お母さんがいつの間にか

僕の前に、テーブルに肘をついて座って

じーっと僕のコト見てた。

「・・なーに、お母さん。」

「圭人さ・・。
　宏太にまた、何か言われて悩んでんのかなぁーって
　・・・思ってさ・・。」

「あ・・うん・・。」

「・・まったく、アイツは・・。
　オレが宏太の事懲らしめとくから。
　んー・・あのさぁ、圭人っ。」

「なーに。」

「・・宏太が言った事気にするなよ。
　まぁ・・何言ったか知んないけどさ・・
　圭人は圭人らしく居ればいいんだよっ。
　侑李ちゃんだってそう思ってる・・
　圭人は圭人らしく大貴は大貴らしく
　侑李ちゃんの事好きで居ればいいんだから
　なっ！圭人っ。」

「ぅん。
　ありがとう、お母さん。
　・・僕、もう寝るね。」

「あぁ。圭人、おやすみ。」

「お母さん、おやすみなさい。」

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ランドセルに明日の用意をして

さてとって、ベッドに入ろうとしたら

コンコンって、ノックの音。

「ん？・・はーい。」って言ったら

そーっとドアが開いて

お父さんが済まなそうな顔して

「圭人、ごめんな。
　お父さん余計な事言って、お前の事
　悩ませて・・。光に超叱られたよ・・。
　ホント、ごめんな。」

「んーん。お父さん、僕大丈夫だよ。
　お父さん、ありがとう。・・ふふ。
　おやすみなさい。」