“おまけの高木家”=しあわせ・1= 〜雄也サイド〜 ページ14
3階の侑李の部屋に、
慧と2人でそっと入って行く。
ピンクと白を基調にした可愛らしい部屋に
可愛らしい一粒種の俺達の侑李。
ギューっとウサギのヌイグルミを抱いて
すぅすぅと可愛らしい寝息を立てて寝ている。
侑李を2人で見つめ、静かに笑い合う。
小さな小さな声で慧が
「ふふ・・可愛い寝顔・・。」
「な。」
慧と俺は、2人で侑李の頬を
そっと撫で・・静かに部屋を出た_____。
廊下に出て慧は侑李の部屋のドアを
そっとゆっくりと閉めて
ドアに寄り掛かり、目の前の俺を見つめて
「雄也さん・・おれね。」
俺もドアに寄り掛かり
慧の腰に手を回して
「ん?どーした。」
「ん・・。あのね・・。
おれ、侑李がね・・いい子過ぎて、心配なの。
本当は今も、寂しいんじゃないかなぁって
思ってしまって・・。おれが働いてる時
一回も寂しいって言わなくって・・でも・・」
慧は俺を見つめて
「でもね。保育園に迎えに行って・・そっと
そーっと気付かれない様に、侑李の事
見るとね・・静かに静かに絵本読んでて
でも・・でもね、泣いてたの___。」
慧は「ふふ・・。」と小さく笑って
「それ見てね・・おれ、仕事辞めよう。
ちゃんと・・侑李のママになろうって
思ったんだぁ。」
俺は慧の腰をグッと引き寄せて
そっと抱き締めて
「慧、ごめんな。
侑李が保育園生の時・・
日本を離れたりして___。
一人で背負って・・背負わせて
本当に、ごめん_____。」
慧は俺の腕の中で
ふるふると首を振って
「ぅぅん。ちがうの。
雄也さん、それはちがうよ。
雄也さんはお仕事で行ってたんだもの。
おれと侑李の為に。ね、そうでしょう?」
頬に慧の柔らかな髪を感じながら
俺はもっとギューっと慧を抱き締め
「ありがとう・・慧。
俺の支えになってくれて。
俺はしあわせだよ、とっても。
なぁ・・慧_____。」
慧の頬を撫で、唇を塞ごうとすると
慧は、綺麗な指先を俺の口に置いて
「だめ・・。こんなトコでしないで・・。
・・っと、雄也さんまだ、1階で
お仕事残ってるでしょ?
お、おれは、お風呂入って・・
もう寝なきゃ、明日も早いからっ。」
そう言って慧は、俺の腕からするりと離れて、
階段を降りようとしている慧に俺は
「ふふ・・もう寝んの?
・・なぁ・・慧____?」
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やぶひかとりんとりんけとちね信者(プロフ) - ゆうりくんなのにゆうりちゃん???んんん、わかんない。。 (2017年12月28日 21時) (レス) id: 1e0af25aaf (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - 藤ヶ谷絢乃さん» うふふ。がんばれ〜〜〜ぃ。 (2017年8月1日 17時) (レス) id: c8b281684c (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あなちゃんさん» もぉっ。可愛いって言うほうが、可愛いんだよっ。んふふ。こっちは雨が降ってますよ〜。 (2017年8月1日 17時) (レス) id: c8b281684c (このIDを非表示/違反報告)
藤ヶ谷絢乃(プロフ) - あひる☆さん» レス付け忘れた…。笑 (2017年8月1日 17時) (レス) id: 806d90f8ef (このIDを非表示/違反報告)
藤ヶ谷絢乃(プロフ) - 頑張る〜! (2017年8月1日 17時) (レス) id: 806d90f8ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あひる☆ | 作成日時:2017年6月26日 12時