遠くの街としあわせと‥８中編(ＪＵＭＰｘＪＵＭＰ)街シリーズ(８)

＝好きだよ・７＝ ページ43

「そうだよ侑李ちゃん。ね？」


「んぅ。。‥けぃとぉ、だぃちゃ＿＿
　侑李、笑顔になる、なるね。んっと、、
　でも、でもね。」


「「なーに。」」


「んっと、、侑李も‥侑李もね、好き。好きだの。
　２人とも、だいすきぃ。」


「ありがとう侑李ちゃん。」

「へへ、嬉しいぜ侑李っ。」


「んっと、、す.き。すきだから。。
　だからね＿＿んっと。」


「ん？なに、どうしたの侑李ちゃん。」


「何だよ侑李、モジモジしてさ。
　な、ど〜した？」


「ぁのね、んっと。。
　侑李、もっとして..ほしぃ.の。」


「「して‥欲しい??」」


「ん。そぅ..ゆぅり、もっと＿ぎゅぅ。」


「＿＿ぎゅう？？・・う、牛かな？
　ね、大ちゃん。」

「お、、おう。。牛、牛丼か？
　な、なぁ侑李。」


「もぉー・・ち〜が〜う〜。。
　ちがうのっ。ぎゅぅ。はぐーしたぃの！
　それに、ゆうりは、ちゅぅ。したぃもんっ。」


「「ちょっ＿＿＿ちゅ、チューってッ!!??」」


「..ぃや？ふたりとも..やなの？
　えっちなゆぅりは、きらぃなの？」


「「そっっ＿＿＿＿そんな事な＿＿」」


「..うそ。やっぱし、きらぃなんだ・・
　だって、最近。しなぃ..ずぅーっと
　しなぃじゃなぃさー。むぅー」


「「ちょ。。ちょ、ちがうって＿＿ゆう＿」」


「もぅ侑李のコト、きらぃなんだ・・
　やになったんでしょ＿＿んぅっ。。
　ふぅっ、、ふぇ―――ん」


「侑李ッッ!!!」

大ちゃんが侑李ちゃん手を握り

大きな声で言った。

「そんな訳ねぇだろっ!!オレは好きだ。
　侑李が好きだ、大好きだ。だから＿＿
　抱き締めてぇし、キスだってしてぇよッ!!」


僕も侑李ちゃんの手を握り言った、

想いの丈を＿＿伝われ、伝われって想いながら。


「僕だって＿＿＿＿＿＿」


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

＿＿＿＿＿




「僕だって＿＿＿＿ッッ」


ガバリと、僕は起き上がった＿＿＿。



ベッドの上、辺りを見渡し・・

握っていたはずの侑李ちゃんの手の温もりを捜し

僕は自分の小さな手を見つめた。


「…小さな手だ、こんな手じゃ・・
　夢の中の侑李ちゃんは守れないや。
　ふぅ・・。」



リヤルな、とてもリアルな夢だった。



夢の、中２の僕の気持ちを引きずって

天窓から見えるお月様を見つめ、囁いた。



「これからもずっと、ずっと一緒に＿＿
　侑李ちゃんの王子で居れますように。」




君と僕、夢のまにまに＿＿＿。



＝おわり＝

大貴おまけ『春＿＿俺は、もう。』　＝好きだ・１＝→←＝好きだよ・６＝

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