遠くの街としあわせと‥８中編(ＪＵＭＰｘＪＵＭＰ)街シリーズ(８)

＝薮だけに..・１４＝ ページ14

「ちょい読んで、宏太。」


「お、おお＿＿。」

少女マンガを受け取った俺は、

ペラペラと早足で読む＿＿。。



だが、、話しが進んで行くにつれ。。

あれ？...物語の２人が、イッチャイチャの甘〜い感じに。


「な、なぁ光＿＿最近の少女マンガって
　案外、破廉恥極まりないなっ。」



「ん。...そぅ、そうなんだ。」

ちょい、モジモジしちゃってる光の顔を覗き込み

「つーかさ..光って影響受けやすいんだろ？
　じゃ〜コレはさ、誰に影響されてんの？
　つか、誰目線なの、光は。」


「＿＿＿っっ。。そ、それは、その。。」



モジモジ。モジモジ。

もっと俯いちゃった光の耳元で、

俺ってば、イ・ジ・ワ・ル♡


「あ〜〜そっか、そうだよな〜。
　光は、ムードが大切なんだもんな。
　そっか＿女の子目線で、読んでんだ？
　な、光って＿＿案外、えっちだね。」



真っ赤な耳元に囁くと

膝に置いていた手が、プルプルと震え出す。

「ふふ＿＿可愛いね光。
　照れてるの？..緊張してるんだ？」



「うっ＿＿＿＿」っと言った光が

ガバ―――ッと頭を上げたかと思うと

ウガァァーっと立ち上がり、叫ぶっ。。

「ウッルセェェェェ〜〜〜〜!!!!
　ねちねち。ねちねち。うるせ〜なっ！
　も〜いいから、しろっ！イチャこくなら、こけっ!!」


「ちょ、、ちょいちょい〜〜、ひ〜か〜る〜。。
　違うじゃん、ムードじゃん！
　光が言ったんだべ、ムードが大切ってさ〜〜。
　だから俺、頑張ったんじゃんっ。」


「あ。。。そっか、、そぅぃえばー・・。」


ぱふ。っと座って、ちょい落ち着いた光に

「な？そんな感じじゃ〜
　せっかくもムードが台無しだ。ふふふ..
　＿＿＿なぁ、光？」



「・・な、なに、こぅた。」



少ししょんぼりと、モジモジして

恥ずかしそうに俺の名を呼んで俯く＿＿光♡


そんな光は、ミューズか、ミューズなのかっ?!



薬用の石鹸の事じゃないぜっ。

バイキンさん、バイバイじゃないぜっ!



＿＿＿め・が・み♡＿＿＿＿

俺の女神、光だぜ〜〜〜♡




とか、何とか。。頭の中でニマニマ。ニヤニヤしながら

俺はムードを保とうと、キリッ行くぜっっ！



そっと顔を覗き込み、優しく囁く。

「なぁ、ひ〜かる？」


「..ん？」


「好きだよ＿＿光が、好きだ。」


「..ん。ぉ、ぉれも・・。」


「ふふ。..光、キスしてもいい？」


「＿＿＿ん。いぃよ、しても。」


「ありがとう＿＿光。」

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