遠くの街としあわせと‥８中編(ＪＵＭＰｘＪＵＭＰ)街シリーズ(８)

＝薮だけに..・１３＝ ページ13

「だって嬉しくってさ〜♪あの光がっ。。
　ツンデレちゃんな光が、俺に主導権を〜〜!!
　俺がしたいなら〜〜って!!ああ〜またも
　嬉しくって、ジャンプ＿＿」


ジャンプしようとベッドを下りようとしたら

光に肩を、グッと持たれるっ。。


わわっ＿＿もしかして、光から..キッスッ！？

..かと思ったら、光はデッケェーため息を吐く。

「はぁぁ〜〜。。い〜〜からっ！しなくていーからっ!!
　そんな、いちいちジャンプ〜とか言ってたら
　おめぇ、ムードもへったくれも無いべ？！
　な、宏太っ。」


「むふふふ♡」


「何だよ、キモイ笑い方しやがってっ。」


「むふふふ〜♡もぉ〜光ってば、おっとめ〜♪
　こ〜ゆう時、ムードを大切にしたいタイプ
　なのですかな？むふっ。」


「うぜー・・。何、その聴き方。
　マジ、うぜーんですけどっ。」


「もぉ〜光ってば、照れちゃって〜♪」


「うるせーな、宏太めっ。
　＿＿..つーか、そりゃ〜あったほぅが、いーだろっ。
　ムードがあったほぅが、イイに決ってんべっ。」


「うんうん、そうだ。そうだね、光。」


「なんだ、宏太めっ＿＿ニヤニヤしやがってっ。
　・・ん゛〜〜。。ほら、やっぱ少女マンガみたぃな
　感じの＿＿ほ〜ら、これっっ！」


そう言って、光が枕の下から、一冊のマンガを差し出す＿＿＿。



「＿＿何？光＿＿これ・・？」


「だ〜か〜ら〜〜っ。。マンガっ。」


「あ〜〜、さっき言ってた、ハマッてるってヤツ？
　忍者ものの？？」


「ち〜が〜う〜〜っ。。
　ちがうよ、少女マンガっ。」


「ほぉ〜・・そっか。。
　んで、これは〜・・光のヤツ？」


「ああ、そうだよ。・・恥ずかし〜けど。。
　オレ、少女マンガも読む派なんだっ。んで、、
　んでもって、これ。」


「これ＿＿？」


「そう、これ。
　『いかないで、涙。』ってゆ〜マンガっ。」



「へぇ〜〜。。そうなんだ〜。」

俺はマンガを受け取り、パラパラと見る。

「『いかないで、涙。』か・・。
　キレーな絵だね。可愛いな〜・・
　んで、どんな内容？な、光。」


「ん〜っと、、義理の兄妹になった高校生の話でさ、
　でも、主人公の女の子には..少し悲しい過去が
　あって＿＿でも、最終的には、２人は結ばれて
　ハッピーエンドなんだけど〜〜・・」

ひょい。っとベッドから立った光が

本棚から一冊取り、俺に差し出す。


「そんでコレ。この巻で、２人はしあわせで
　結ばれんの。＿＿ちょい読んで、宏太。」

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