【実況者】どうも、高校時代の先輩です【ky】 (ページ3)

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一話ページ3

久々の休み

深く帽子を被り、サングラスにマスクをしてショッピングモールを歩く
見た目は完全に不審者だけど、静かに買い物するには仕方ないからなぁ…

あ、あの服かわいい
近くの服屋さんに入ろうとすると同時に目の前を二人組の男性が横切る

私よりだいぶ高いとはなかなかだなあの人
ｶﾗﾝｯという音とともに私の目の前に転がってきた黒色のキーホルダー
なにこれ、猫？

思わず手に取るが、前の男性は気付いてな様子でスタスタと進んでいく

え、どうしよう

私の手の中には今目の前を通っていった男性が落とした少し変な猫のキーホルダー
届ける…？
嫌でも、騒ぎになったらめんどくさいし…でもすぐ行かなきゃ返せないし…

うぅぅ…背に腹は代えられない！！

そう思い、二人組の背が高い方の肩を叩く
少し声を変えて話しかける

『あの、これ落としましたよ』

？「え、あ、ありがとうございます」

？「キヨくん何やってんの」

ん？キヨくん？キヨってもしかして…

隠していた顔を上げて彼の顔を見る
私の顔、サングラスしてるしほぼ顔見えないじゃん
思いっきり見よう

さっきより目を凝らしてみるとマスクから見える目元には随分と見覚えがあった

『あ、キヨじゃん』

キ「え」

レ「あ、」

『私だよ私』

『忘れちゃったの〜？』なんて言いながらサングラスを外すと、みるみるうちに驚いた顔になるキヨとそのお友達

『…あ～んなに可愛がってたのに、忘れるなんてひどいなぁ…』

キ「…え、あ、先輩？？？？」

お？？思ってた反応と違うぞ？？