＊１１球目＊主将魚住純の苦労 ページ11
彰「俺、お前の心が欲しいんだけど」
言った…ちょっとかっこよく言ってみた。
そしたらAは、
A「とっくの昔にあげたのですが……」
彰「そうなの！？」
A「き、気づいてませんでしたか……」
彰「……いつの間に」
A「出直して来ます！！」
彰「ま、待って待って！Wait a minute！」
A「……」
彰「泣いてるの？」
A「うう……心ってどうやってあげるんでしょう」
彰「そうだな。どうするんだろう」
A「私が心あげないと仙道さんの心は枯れてしまうのでしょうか……」
彰「うん」
A「私の心がここにあります。それをこうやって手で吸いとって、あげます
ほ、本当には吸いとれませんけど……むっ」
彰「…」
俺は彼女を抱きしめた
彰「ありがとう。確かにそれなら貰ってたかな」
A「はい」
小学生「あ…でかい男と女が抱きあってりゃ」
A「！」
彰「しっし…さっさと家に帰れよ」
小学生「おーいみんなー！！来いよー！」
A「ああああああ！！」
彼女に突き返された。
良いとこだったのに
俺はその場に崩れた
小学生「ご、ごめんにーちゃん
この菓子やるよ」
彰「うるさい」
△*▼*△*▼*△*▼*△*▼*△*▼*△*▼
その頃、心配でそれを見ていた魚住さん
魚住「よし…！いいぞ！
いい感じだ…」
魚住は二人の別れ
それだけは避けたかった
なぜならまだ仙道がバスケ部に入ってきたばかりのころ
彰『俺、バスケやる気力なくなりました』
２年の頃の魚住
『は！？何を言ってるんだ！これからだろ全国は！』
彰『俺の気力で支えてくれてた子に怒られちゃって距離おこうって言われちゃいました』
魚住『だからと言ってお前が弱っていたら彼女も傷つくんじゃないか？
お前らしくもない』
彰『……』
それからはバスケに私事を持ち込まなくなった
やればできるんだアイツは
ただちょっとそれのプラスでマイナスでも鷲宮と上手く行かないだけなんだ
頑張れお前ら
小学生「でかい男と女が抱きあってりゃ」
A「さ、さようならああああ！！」
魚住「あ！おいガキ！」
なんでこうも上手く噛み合わないんだ……
この二人は
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monaka3021(プロフ) - 仙道さんほんとにかっこいいです!//// (2017年5月10日 18時) (
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作者名：風間 | 作成日時：2016年6月2日 23時
