＊２球目＊素直になれない ページ2
彰「A…A……ｸｿｯ!」
彦一「なんや仙道さん、さっきからぶつくさと呟きながらシュート練習をしてはります。」
魚住「ほっとけ。今の仙道に近づいたらアホになってくぞ。」
彦一「アホウ？仙道さんがですか？」
魚住「鷲宮が絡んだアイツは面倒だ。
手がつけられんし練習中も上の空……。」
彦一「鷲宮？」
魚住「そう、それは仙道が入部して数ヶ月経った時、アイツは一人の女を連れてきた。」
彦一「おお！」
魚住「そしてこう言った。
この子。この女の子、俺の彼女です」
彦一「カノジョお！？」
魚住「この近くの女子校に通ってる１年でな。身長は180cmオーバーだと思う。仙道の彼女なんだが、仙道とうまが合わない。
(きっとあの鷲宮だ、照れているんだろうがな)」
彦一「そ、それって！」
魚住「なんだ？」
彦一「昨日仙道さんがキスしてたはった、あの子やできっと！」
魚住「なに……」
彰「どうした彦一、俺がなんだ？」
魚住「仙道お前！お前……お前は！」
彰「わっ！何ですか魚住さん。急に殴りかかってきて……」
魚住「公衆の面前でよくそんなことができたな！」
彰「は？」
彦一「すみません、仙道さん。わいは昨日見てもうたんですわ……。仙道さんがキスしてる所をー！」
彰「あらら、見られてたのか。
一応一目には気を付けたんだけど……」
魚住「見られてたかじゃない！」
彰「良いじゃないですか、殴るよりは」
魚住「そんなことしてもっと鷲宮を怒らせたらどうする！いや、もう悪化しているだろ！今日はずっと鷲宮の名前を唱えているぞ！」
彰「さすが魚住さん、察しがいい。
実は昨日キスしたら、突き返されて怒られちゃって。前はあんなに無邪気だったのに最近は冷たくて……」
魚住「その主な原因はお前の軽率な行動にあるようにしかみえない。
鷲宮は律儀な奴だからな。」
彦一「そないに扱いが難しい人なんですかぁ？」
魚住「あぁ……。鷲宮が怒る。仙道にさらに冷たくなり会わなくなる。そして仙道のストレスが溜まる。」
彦一「そ、そうなったら大ピンチや！！」
魚住「うむ」
彰「心外だなぁ」
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monaka3021(プロフ) - 仙道さんほんとにかっこいいです!//// (2017年5月10日 18時) (
レス) id: 38661b52fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風間 | 作成日時：2016年6月2日 23時
