【プリンス・オブ・ストライド】『好きだ』の言葉が言えなくて、君の側にずっといたい

第２１話☆°*人生は王の支配下 ページ22

遊馬「ひーちゃん！」





奥村「ひーちゃんさん！」





貴「そのアダ名やめて」





妹尾「…」





貴「今日３年生は？」





遊馬「スト部顧問にお呼ばれ
今日は個別で練習だってさ」





妹尾「じゃ…」





奥・遊「待って！」





妹尾「…なんや」





遊馬「こんな時だから、いや！こんな時しかできない遊びしよーぜ」





貴「私はこれで…」





奥・遊「待って！待ってください！」





奥村「僕、これやりたいんです！」





貴・妹「人生ゲーム？」





奥村「はい！皆で…やりません…？」





貴「そんな顔で頼まれたら断れない」





妹尾「一回だけやで」





奥村「あ、ありがとうございます！」




*°＊*°＊*°＊*°＊*°＊*°＊*°＊*°＊*°＊



貴「妹尾くん、私に10000万円払いなさいよ」





妹尾「く…」





遊馬「妹尾もう借金しほうだいじゃん」





奥村「僕もう少しでゴールです！」





貴「私も。あ、遊馬くん一つ飛ばしてる」





遊馬「手厳しいな、意外と負けず嫌いな
ひーちゃん」





貴「私はいつでも真剣だから、今回も勝つ…あれ」





奥村「張り切りすぎて事故。ゴールに戻る」





妹尾「ふっ…」





貴「そんな…」




*°＊*°＊*°＊*°＊*°＊*°＊*°＊*°＊*°＊*°＊



遊馬「次はこれやりてー！」





貴「もう帰りなさい」





遊馬「ダメか…？」





貴「…やりましょう」





遊馬「っしゃ〜！





奥村「王様ゲームですね。では、このくじを」





妹尾「どっから出したんや」





遊馬「王様俺だ〜！そうだな、二番が王様の膝に座る」





奥村「それ絶対ひーちゃんさんにやってほしいだけですよね？」





妹尾「下心は捨てえや」





貴「でも私二番じゃないな」





妹尾「俺や」





遊馬「あ、あの。やっぱりいいです」





妹尾「下心持った罰やな」





遊馬「ご、ごめんなさい。ほんといいです」





妹尾「は？」





遊馬「怒ることねーだろ！！そんなにひーちゃんが俺の膝に乗るの嫌なのかよ！」





妹尾「なんやて…？」





貴「はは(笑)そんなことないだろ。
妹尾は私のことだいっ嫌いだからな
私は好きなんだけど」





妹尾「…」





奥・遊「え。えええ！？！」





遊馬「やべえ！これはやべえよおおお！！！」

第２２話☆°*睡魔は私ダメにする→←第２０話☆°*お嫁にいけない

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す