第１３話☆°*好きがここまで ページ14
貴「試合？」
伶治「ああ。急に決まったんだ」
遊馬「こんなときに変わるなんて珍しいな」
貴「相手は？」
伶治「…」
静馬「それが…」
貴「どうした？」
伶治「相手は、方南学園なんだ」
貴「え…」
静馬「方南の人と会うのが苦しいなら、西星に残っていていいんですよ…？」
貴「わ、私は別に大丈夫だ…」
まさかこんなに早く会えるだなんて思ってもいなかった
伶治「…」
*°＊*°＊*°＊*°＊*°＊*°＊*°＊*°＊*°＊*°＊
貴「諏訪…話ってなんだ」
伶治「俺たちは勝つよ」
貴「知っている」
伶治「相手が支倉くん…でも」
貴「…止めてくれ…! ヒースの名前は出すなよ…」
伶治「…君が…君が西星の話を出したらすぐに顔を赤くするからだろう？」
貴「そんなこと…」
伶治「あるよ。
いつも苦しそうにして助けを求めてくる」
貴「していな…」
伶治「してるんだ」
貴「私の…何をわかってそんなことを言う」
伶治「わかりたい、君の事ならなんでもわかっていたい。」
貴「じゃあヒースのことは口に出さないで
私がこんなことを言うのもなんだが、ヒースのことを思うと…胸が痛む…」
伶治「苦しいのは君だけじゃないんだ！」
貴「諏訪…？」
伶治「俺は…ずっと苦しくなるんだ…」
貴「…悪い」
伶治「なんの事なのかわかってないのに謝らないでくれ」
貴「そんなに悲しそうにするな…」
伶治「心はまだ方南にあるんだろう」
貴「…そうだな。私は彼らを過去にはできない。凄く大切だから」
伶治「っ…覚悟してたんだ。俺は今もずっと君のことを…」
貴「？」
伶治「ずっと君がす…」
貴「す…？」
伶治「…なんでもない」
貴「…なんでもないで済ませられる思いなのか？」
伶治「違うよ。そんなに簡単に済ませられる訳ないだろ」
貴「諏訪にもの凄く迷惑をかけているのはわかっている。だから、その言おうとした言葉が私への気持ちなら少しぐらい構わない。
できる範囲でな」
伶治「本当？」
貴「私に二言はない」
伶治「…両手を大きく広げて」
貴「？…ああ」
そう言ったら、私は伶治に抱き寄せられた
私は驚きの心と同時に昔の記憶を思いだした
恭介『俺はお前を…守りたかった』
いつも無自覚に…優しくするんだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 181人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
璃羅(プロフ) - とっても面白かったです！私、姫が大好きなので話に出てきて嬉しかったです！更新頑張ってください！ (2016年3月17日 16時) (
レス) id: 86bf283326 (このIDを非表示/違反報告)
風間(プロフ) - 撫子!?さん» そう言って頂けて光栄です。 私も姫ちゃん好きなので多く絡めるよう頑張りますね(*´ `) (2016年2月18日 19時) (レス) id: c46914024d (このIDを非表示/違反報告)
風間(プロフ) - 時雨さん» 感想ありがとうございます♪ ２話同時に更新しましたので、お楽しみ頂ければ嬉しいです(*^^*) (2016年2月18日 19時) (レス) id: c46914024d (このIDを非表示/違反報告)
撫子!? - この話大好きです！姫が好きなので絡みが多いと嬉しいです、これからも楽しみにしています！ (2016年2月18日 19時) (レス) id: b98a264d04 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - ストライド大好きなので面白ろかったです(*^_^*)もっと読みたいです♪ (2016年2月18日 8時) (レス) id: deb3b6ecad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：風間 | 作成日時：2016年2月4日 11時
