【俺ん家くる？】コンビニの呪われし店員、ミン先輩【完】

・ ページ10

コツッ








一番最初に見えたのは、黒いヒール









コツッ









次に見えたのは、二つ目の黒いヒール









　『…どうしたんです？』









出てきたのは、女性だった








TH「いや…ゴムィ(ギリ『ゴミ』の発音)…踏んでる…(パンツのぞき見体勢)」
　『はぁ？』








踏んでる、ゴムィ(こっちは限りなく『ゴム』の発音)







　『あ、あぁ…。ホントだ。あんがと』
TH「いえ…」






体を起こした俺はコンビニに入っていく彼女を見送りながら
ほうきでちりとりの中にゴムを掃きこんで









店内へと猛ダッシュで戻った









ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝ〜♪(入店)









彼女、歩くの早い！
肉離れ起こしそうなぐらい走ったのに
彼女はもうドリンクコーナーの方へ行ってしまった







JM「…どうしたのそんなに焦って」
TH「今、美人入って来たでしょ…」







俺はカウンター下に外回りセットを放り投げて…









バンッ！！！！









【レジ休止中】









JM「えっ？ちょっ…」
TH「こいこいこいこいこい……」









ガチャッ


バタン…







≪事務所内≫









TH「どっ…こいしょ〜〜〜〜(ファラオの玉座に鎮座)」
JM「一体何事？」
TH「彼女は〜………(監視モニターガン見)」





俺はドリンクコーナーの所の監視モニターを見つめる





TH「いた。いたいた」
JM「…この女の人が？なに？」
TH「凄いんだよ。真っ暗でもわかるぐらいの真っ赤なポルシェ乗ってきたんだこの人」
JM「真っ赤なポルシェ！？…すごいね」






彼女は一番端の、お酒の所のドアを開いて
下の方のお酒をとった

何のお酒だろう…





JM「…ね、戻って来てるよ」
TH「あ、うわっ、ほんとだっ！！」






ツカツカとカウンターの方に向かってきてる！！！！






TH「どけオラッ…(ジミン吹っ飛ばした)」
JM「なんだよっ…(上から落ちてきたアイコス頭に直撃)」







邪魔だボケ俺の女だっ…









ガチャッ


バタン…









≪店内≫









TH「おっ…と…」








ナイスタイミングだ
丁度レジに来るぞ

・→←第6話　真っ赤なポルシェ　TH

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す