【俺ん家くる？】コンビニの呪われし店員、ミン先輩【完】

第12話　不幸な女の子 ページ17

エリスside





エリス「んっんっん〜♪」





今日はとってもいいお天気！
暑いけど日傘をさして、街へお出かけするの！！




あ、そうだ
ケーキ食べたい！！

ケーキを買いに行こう♪






私は自分の開いてるお店、猫カフェをクローズにして
白い日傘をさして歩き出した






エリス「グンッ…(日傘の先っぽ街路樹に引っかかった)」





びっくりした…




でもすごい
木の成長って、とっても早いのね！
よく寝ているのね！




私はまた、歩き出す





＜あの上司の机の引き出しにゴキブリ入れたい
＜まぁ、そう言ってやるな。年寄りの暇つぶしに付き合わされたと思え…





ん？
後ろから声がする






エリス「ん？」





何となくチラッと振り返ると
こんなに暑い中、スーツを着たサラリーマンさんがいた

片方の男の人は物凄く機嫌が悪そう
そしてもう一人の男の人は物凄く頭がよさそう





背低い「…休日だってのにさ、なんでわざわざ出社しないといけないの？マジであり得ないんだけど」
背高い「それは分かる。この後バイトだぞ…」
低「あ〜っそうだった〜っ！え？今何時？」
高「12時30分」
低「家帰ってシャワー浴びてご飯食べたらもうバイトじゃん！」
高「まぁ…今日は運が悪かったと思ってあきらめろ」





…ふぅん
あの二人、サラリーマンなのにバイトまでしてるんだ…
すごいなぁ〜
頑張っているんだなぁ〜






びゅ〜〜〜っ(突風が下から巻き上げる)






エリス「ん〜〜〜涼しい〜…」
低・高「おわ〜〜〜〜〜〜〜」




み、みみみ、見えたよね…>低……全然気づいてないぞ…>高

暑いけど、風があるだけまだましね〜♪………………白だった>低やめとけ>高




そう言えば！
この間テレビでやってたパフェとか売ってるコンビニ
この辺に確かあったような…





高「あ、そう言えば。今日からソフトクリーム、メロンじゃなくてベルギーチョコに代わるらしいぞ」
低「マジで！？最高じゃんチョコ！」





…アイスクリーム屋さんなのかな？






エリス「……………(急ブレーキ)」
低・高「…(エリスの顔ガン見しながら通り過ぎていく)」








わたし、何しにお出かけしてるんだっけ

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