騎士の俺がヴァンパイアになった理由 YG

第25話　騎士の見本　JK ページ38

ジョングクside





「女王様！弓矢教えて？」

マリア「弓矢！？そんなの覚えてどうするの？」

「私がもしお姫様になったら、マリア様みたいに戦うの！

　ね？かっこいいでしょう？」

マリア「ん〜…ようしわかった。木の棒と紐を持っておいで」

「やったあっ！」





ここは保育所
マリアちゃんが外に出たいって言うから僕もついてきた

草原で子供たちに囲まれて楽しそうだ





「ね、その木の棒貸してくれる？」

「なんでだよ」

「マリア様に弓矢教えてもらうの！ね？いいでしょ？」

「ダーメだよ！お前はろくに馬も乗れないんだからぁ！」

「馬と弓矢は違うもん！」

「お前がお姫様になったら、騎士様が守ってくれるんだ

　だから大人しくしてなさーい」

「イヤ！私戦うもん！ね？いいでしょちょーだい？」

「だめったらだめ。あげない」

「じゃあもういいもん。自分で探してくる」

「あっ…どこ行くんだよ！そっちは危ないぞ！」





JK「…ふふっ笑」

マリア「何笑ってるの？」

JK「なんだか、ユンギさんとマリアちゃん見てるみたいだなって」





男の子と女の子は口喧嘩しながら草を投げ合い始めてる笑





マリア「どう？騎士団長になった気分は」

JK「なんて言うか…。複雑、かな」

マリア「…でしょうね」





マリアちゃんの隣に一緒になって座って
喧嘩してる二人を観察





JK「でも！マリアちゃんを守る自信はあるんだ

　絶対途中で投げ出したりなんかしない」

マリア「…絶対って、言わないで」

JK「なんで？僕は覚悟できてるよ。

　どれだけ君についてくるなって言われたって

　うっとおしいぐらいについて行ってやるんだから」

マリア「ユンギより手ごわいかも」

JK「嫌な思いはさせないよ笑

　僕たち城の中で鍛えてばっかりだったから

　時間できたら外に出よう？遠くにデートだ

　できる事なら守るだけじゃなくて君を幸せにしたい

　ずっと一緒にいたい。

　君が僕に望むなら、ね？」





チラッ、と横を見ると
何だかそわそわしてる





マリア「…なんでそんなに言いたいこと口に出して言えるの？」

JK「言えてないよまだ全然！もっと」

マリア「それ以上は！！！！」





口をいきなり塞がれて、気づいた





少年少女「…………(ガン見)」

JK「…わぁ…笑」





今の聞かれてた？









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