騎士の俺がヴァンパイアになった理由 YG

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指を指されたジョングクは
なんとも悲痛な顔をしている





YG「白の湖のエルフが戦うなんて聞いたことがないぞ」

NJ「ここ200年、白の湖のエルフは戦争に参加したことがありません」

TH「俺達は戦争を望まない。闇の森のエルフもそうだ

　…でも変わってしまった

　何かが起きてる」





何かが起きてるって、何が起きてるんだ





マリア「友好関係にあった闇の森のエルフが

　急にあなたの国を襲って来たと。

　そして目当てはあなたの国宝の真珠？」


TH「そう。俺は最後まで戦うつもりだったのに

　国のみんなは俺に逃げてくれって…

　行きたくなかったけど、ひょっとしたらどこかの国が

　助けてくれるかもしれないと思って俺は逃げた。

　そしたら南の国の兵士を見つけたんだ

　でも助けを求めたら、それが俺に飛んできた」





闇の森のエルフの弓矢を、彼は指さす





JK「南の国の兵士たちはこの弓矢を使ってたんだ」

YG「ってことは南の国と闇の森のエルフは手を組んだってわけか」


TH「俺が『戦わない国のエルフだ』って知らないはずはないのに。

　それで何かがおかしいと思って

　南の国の兵が向かっていた方に逃げていたら彼らに会った。

　彼は俺が何か言う前に助けてくれたよ。

　『3班は彼を連れて城へ戻れ！』って

　ありがとう」


マリア「ジョングク。いっつも何かする前に警戒しなさいって

　ユンギに言われてるでしょ？」

JK「あ…すいません」





でもまぁ今回は許す
王子のおかげでいろいろ情報が得られそうだし





NJ「話をおまとめしますと闇の森のエルフから逃げてきた王子が我々の騎士がたまたま奇襲をかけようとしていた森にいて様子がおかしい南の国から我らの騎士を守ってくれたとそういうことですね？」

YG「は？今なんてった？」

マリア「すっごい早口すぎて全然聞き取れなかった笑」

TH「守ったというより、俺は戦をしているところを見たくなかっただけだ

　俺の荷物はどこ？」

マリア「ナムジュン」

NJ「はいはいはい…………」





王子は自分の荷物を受け取ると
中から





マリア・YG・NJ・JK「予想の100倍デカいな…」

TH「俺の宝ものなんだっ…(占い師のぐるぐるしてる水晶ぐらいでけぇ真珠むぎゅ)」





そりゃ欲しがるわ……









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