騎士の俺がヴァンパイアになった理由 YG

第11話　エルフの言い分 ページ13

マリアside





マリア「いつになったら起きるのかしら？怒」





お昼になってもエルフはすやすや
顔や服はきれいになっていてもしゃべらなきゃ意味がない





JK「傷が深かったんですね、きっと…」

NJ「しかしエルフですので治癒能力は高いですよ」

YG「じゃあなんで起きない」

NJ「きっと疲労や睡眠不足で体が緊張していたのが寝ることによって今癒されているんでしょう」

マリア「ナムジュン今すぐ起こして後で寝てもらえばいい」

NJ「わかりましたイヤァオ！！！！」

「ブッ！！！！(大ビンタ起床)」

YG・JK「何してるんだ！！！！怒」





目を覚ましてびっくりしてるエルフ
私は『ありがとう〜♡』ってナムジュンの頭をなでなでしてあげた





マリア「おはようございますエルフ殿？」





彼のベッドの淵に座って握手の手を差し出す
クリクリしたオメメが私をポカーンと見上げる





「…あなたは…？」

マリア「私は騎士の国の女王」

「…っ！！」





私はちゃんと自己紹介したって言うのに
エルフは急に私の胸元をつかんで引っ張ってきた





YG「おーい首と胴体が遠距離恋愛する前にその手を離せ」





黒い刀がエルフの首にあてがわれる





JK「大丈夫。ここは安全ですから手を離して」

YG「女王から手を離せば明日もいい夢見れるぞ？」





エルフはゆっくり手を離して脱力
ユンギが刀を収めたところで私は服をただす





マリア「丁寧なごあいさつどーもー。名前は？」

「テヒョンです。白の湖のエルフ」

マリア「ん〜。テヒョンね。…テヒョン？」

NJ「白の湖の王子！？！？！？」

TH「そうです。……でも今は王子なんて名乗れない」





彼はそういうと悲しそうに窓の外を見る






マリア「失礼しましたテヒョン王子

　でもなぜあなたがあの森に？

　あなたの国はかなり遠く離れたところにあるはず」





私は彼の目の前に黒と銀の弓矢
【闇の森のエルフ】の弓矢を突き出した





TH「…俺の国は闇の森のエルフにめちゃくちゃにされたんだ」

JK「エルフ同士仲が良かったたはずでは！？」

TH「それが、俺にもよくわからないんだ。

　とっても仲は良かったのに、急に俺の国に押しかけてきたと思ったら

　【国宝の真珠を寄越せ】とか言ってきて戦争になって

　俺の国はめちゃくちゃにされた。

　俺は助けが欲しくて、逃げてたんだ

　そしたら彼に出会った」








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