第10話 黒ユリ ページ12
ジョングクside
僕は、ちゃんと持って帰って来たんだ
黒い花を
JK「黒ユリかぁ…」
悪い花言葉しか聞いたことない黒ユリ
確かに綺麗だけどこれをマリアちゃんにあげるのはなぁ…
なんてことを考えながら
狭い自室のベッドに寝転んでユリを天井に掲げる
くるくる回してみると、ユリは生き生きしてる
持って帰ってくるまでに一日経ってるのに強いんだな
エルフの彼は今治療中だ
だから一旦何があったのかは
明日の朝話すことになった
それまでに彼が目を覚ましてくれるといいんだけど…
YG「いいか」
JK「あっ、はいっ!!」
ドアをノックされて、反射的に体を起こすと
部屋着の僕とは違って、制服のままのユンギさんが入って来た
もう夜中だっていうのになんだろう
YG「…それなんだ?」
JK「あっ。黒ユリです
陛下と約束したんですよ黒い花持って帰ってくるって
でもほんとにあるなんて、って、自分でもびっくりしてます」
YG「…黒ユリか」
JK「でもこの花はあげられないですよね笑
花言葉が『呪い』なんて、恐ろしいですし」
僕のベッドに腰かけたユンギさんは
僕のほっぺを掴んで傷の具合を見てるみたい
YG「呪おうとしてその花を渡すんなら問題があるけど
あげたいって思ってあげるんならいんじゃないか?
……花言葉何て、所詮どっかの誰かが考えたものだ
いちいちそんなん気にしてると生きづらいぞ」
JK「…もしこの花言葉を知っていたら
イヤな気分になるんじゃないか、って心配です」
YG「それは
はたまた
ユンギさんはたまにこうして俺に困った質問をしてくる
俺の気持ちに気づいているのか
はたまたそれを確かめようとしているのか…
JK「女王陛下が気分を害したら、きっと僕は絞首刑ですね笑」
YG「そうだな。でも直接彼女が手を下すわけじゃない
俺が、処刑人だ。
それに女王が誰かのせいで気分を害する前に
俺がその誰かを殺す」
僕たちはじーっと見つめあう
ユンギさんは難しい人だ
でも僕だってバカじゃないから
ユンギさんがマリアちゃんのことをどう思ってるかなんて…
JK「えっ」
僕の手からユリを奪い取って
小さな小瓶に差して、テーブルに置いた
YG「明日渡してやれよ、その花
そんなに握りしめてたらすぐ枯れるぞ
マリアならきっと喜んでくれるさ」
そういうと
騎士団長は僕の部屋を出て行った
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Q(プロフ) - ヤッさんそもそも今どこに…(涙)元々はXJAPANが好きで、その流れでV系好きでして。ということで世代はそこそこ上ですねん(照w)ちなみにTMRもよく聴くそしてTGMはよく読むwwwいやー、感想ではないのに話し付き合って貰っちゃって!!ありがとうございますm(_ _)m (2021年3月23日 22時) (レス) id: f8bc6e95fb (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - はよ戻ってきて欲しいよな…ホンマにあの高音はやっさんにしかだせん。てことはV系好き??ですか???TGMはすごい西川貴教ぽさがすごい笑ったwwwww (2021年3月23日 11時) (レス) id: 150bdc3ae7 (このIDを非表示/違反報告)
Q(プロフ) - 勘違いじゃなかった!!ヤッさんの歌う女心が自分より女性で嫉妬しますな私ですwでも男なヤッさんにヴァンパイアされたいwwwとりあえずワタクシQ、BTSもJDAもABCもTGM(唐辛子マンさんw)も大好きですこれからもよろしくです(^人^) (2021年3月22日 0時) (レス) id: f8bc6e95fb (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - Qさん» ジャンヌとABC好きやで!!!!!!!伝わった!!!!!!!嬉しいですありがとうございます! (2021年3月19日 10時) (レス) id: 150bdc3ae7 (このIDを非表示/違反報告)
Q(プロフ) - ごめんなさいまだ読んでないんだけれども!!ヴァンパイア、月の欠片を集めて、マリア……唐辛子マンさんジャンヌダルクお好きですか??wktk (2021年3月18日 0時) (レス) id: f8bc6e95fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唐辛子マン | 作成日時:2021年3月13日 1時