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YG「…いいじゃん髪の毛
俺はそっちの方が好き」
嘘
これは嘘だ
マリアは髪が長い方が似合う
でも、ここで『似合わない』なんて言ったら
マリアはきっと髪の毛を伸ばす
また、可愛くてモテてしまう
だから短いままでいい
YG「もーちょい日傘そっちにやれば」
マリア「ユンギ濡れるくない？」
YG「カバンだけ濡れなきゃいいし
…ほら、ほっぺ濡れてるけど」
マリアが慌てて制服の袖でほっぺをぬぐった
鼻をすすって、前を見つめる
でもすぐに、ほっぺは濡れてしまう
YG「…日傘やっぱちっちゃいな笑」
マリア「……ん」
YG「なんで日傘差してんの」
マリア「わかんない、なんとなく」
いつやむんだろうか
夕立は…
YG「もしさ、お前がハタチ超えても彼氏いなかったらさ
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…俺と結婚してくれる」
マリア「…なにそれ、わかんない」
YG「俺超性格悪いから、今めっちゃうれしい
お前が彼氏と別れてうれしい」
マリア「………ほんとに最悪」
YG「なんなら今キスしてもいいけど」
マリア「…やめて」
YG「あーもうまじで。
お前の彼氏の顔見なくて済むと思ったら超最高」
マリア「…………」
YG「でもさ」
マリアの顔を覗き込んだ
ぽろぽろ、雨がほっぺを流れて止まらない
俺はマリアの手の上から傘の持ち手を掴んで
しっかりと、もう二度と雨に濡れないように
顔が隠れるぐらいまで
日傘をさげてやった
YG「なんかすげー気分悪い…笑」
マリア「私が泣いてるから？」
YG「え？ちげーよ雨降ってるから」
マリア「……意味わかんない、ほんと」
YG「ははっ笑冗談だよ」
夕立はとうの昔に止んでた
俺は日傘の金具を指ではじいて笑った
マリアもくすくす笑ってる
俺はまた、マリアの不幸せを願った
だって俺はマリアのことなんでも知ってる
同じクラス、隣の席、好きな物、嫌いな物…
悲しみ、優しさ、寂しがり屋
俺がどれだけマリアのことを見てきたのか
それは絶対に
神に誓ってもいいけど、誰にも負ける気はしなかった
だから、俺は
俺は、願う代わりに誓う
元カレが不幸を教えたのなら
俺は幸福をマリアに、教えよう
たとえそれが
どんなに辛い道になろうと
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唐辛子マン(プロフ) - よろづさん» もう完全にこたつの中で見るやつです (2021年2月13日 19時) (
レス) id: 150bdc3ae7 (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - lianmalkovichiさん» ホソク結構辛辣なこと言うよねｗｗｗｗｗ (2021年2月13日 19時) (レス) id: 150bdc3ae7 (このIDを非表示/違反報告)
よろづ - これは楽な格好でねっころがって鼻ほじりながらキュンキュンする感じであってますよね? (2021年1月25日 23時) (レス) id: d1b51793af (このIDを非表示/違反報告)
lianmalkovichi(プロフ) - ホソクのセリフが超ツボw (2021年1月14日 17時) (レス) id: 8b2c24ae88 (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - ああああああっ！！！！！！！！怒怒怒怒怒怒怒怒どうなってんねんほんまにわけわかれへんのう！！！！なんやねん！！！！なんやねん！！！！なんやね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん！！！！！！！！怒怒怒い (2021年1月14日 0時) (レス) id: 9075bac133 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唐辛子マン
| 作成日時：2021年1月14日 0時
