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第14話 もどかしい、初夜 YG ページ32









マリア「あの時さ、なんでキスしなかったの?」

YG「はぁ?」







二人でシングルのベッドに寝転んで
布団をかぶって天井を見上げたころ
マリアが急にそんなことを言って来た



真っ暗な部屋の中に
カーテンの隙間から漏れる青い光が差し込んで
うっすらどこに何があるのかが見える







マリア「ほら、さっきのキスの話

 一回だけユンギの家に行ったじゃん

 さりげなく肩に腕回してくるのが全く同じで思い出しちゃった笑」


YG「忘れとけ」


マリア「あたしさ、あの時すっごい迷ってたんだよ

 …好きな人と付き合うか、好きになってくれた人と付き合うか」


YG「………わかってるよ」

マリア「えっ!?知ってたの!?」


YG「だってお前、俺の家に来たすぐ後ぐらいに付き合い始めたじゃん

 しかも俺に写真まで見せてさ」


マリア「……だってさ、いきなり言われたんだよ?バスケ部の女子に

 ソクジン先輩がマリアのこと見かけたらしくて

 連絡先教えて欲しいって言ってるけどどうする?って」


YG「そうなの?俺てっきりお前から声かけたのかと思ってた」


マリア「できるわけなくない!?だってあのソクジン先輩だよ!?

 一個上でめっちゃモテてたじゃん」


YG「俺もモテてたけど」

マリア「つまらん嘘つかんで?」

YG「30人ぐらいには告白されたけど」

マリア「……妄想?」

YG「って、お前が言うと思ってラブレター全部取っといてあるけど見る?」


マリア「きもちわるい…」

YG「おーばーけーだーどー」







とっといてあるわけねーだろあほか






マリア「で、なんでキスしなかったの?

 あたし逃げてなかったじゃん」


YG「まず俺お前の彼氏でもなんでもなかったし。キスする権利はない」

マリア「…まぁそうだけど。雰囲気的にとか、なかったの?」

YG「お前はキスされたら付き合うのか?」

マリア「………別に、そういうことじゃなくて…」


YG「そういうことだろ。

 付き合ってもない女の子に

 彼氏でもなんでもないのにキスするような男は

 大体そういうやつなんだよ

 映画とかでよくキスしてから『好きだ』なんて言うけど

 それはきっとドキドキしてるから誤魔化されてんだよ

 俺はお前を軽く扱うやつが許せん」






何言ってんだ、俺はさ









・→←・ YG



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唐辛子マン(プロフ) - よろづさん» もう完全にこたつの中で見るやつです (2021年2月13日 19時) (レス) id: 150bdc3ae7 (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - lianmalkovichiさん» ホソク結構辛辣なこと言うよねwwwww (2021年2月13日 19時) (レス) id: 150bdc3ae7 (このIDを非表示/違反報告)
よろづ - これは楽な格好でねっころがって鼻ほじりながらキュンキュンする感じであってますよね? (2021年1月25日 23時) (レス) id: d1b51793af (このIDを非表示/違反報告)
lianmalkovichi(プロフ) - ホソクのセリフが超ツボw (2021年1月14日 17時) (レス) id: 8b2c24ae88 (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - ああああああっ!!!!!!!!怒怒怒怒怒怒怒怒どうなってんねんほんまにわけわかれへんのう!!!!なんやねん!!!!なんやねん!!!!なんやね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!怒怒怒い (2021年1月14日 0時) (レス) id: 9075bac133 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:唐辛子マン | 作成日時:2021年1月14日 0時

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