最終話 JIN ページ30
ソクジンside
俺は考えていた
はやく、みんなの呪いを解かないといけないと
テヒョンの呪いは、どうやって解けばいい
…わからない
次に悪魔に会ったときに聞いてみよう
いつになるかは、わからないけど
「………っ…すっ…」
急に背後で鼻をすする音がした
JIN「…………………どうしたんだ」
ヒョング「…………………ソクジンさん」
ヒョングは、俺のベッドの横まで近づいてきた
ユンギを引きずりながら
JIN「……なんだ…？…どうした」
訳が分からない
二人とも血だらけだ
特にヒョング
口元をぬぐって、ユンギの腕を離した
白い腕が床に落ちて、固まった
ヒョング「返事をしない」
JIN「…お前、吸血鬼になったのか？」
ヒョング「返事をしない」
JIN「……っ…」
俺は慌ててユンギに駆け寄った
首には大きな傷
体が冷たい…
ヒョング「死んじゃった」
JIN「…………」
死んだ…？
ヒョング「死んじゃった」
ヒョングは俺の横に立って、口元をぬぐった
でも、袖も血だらけだから、血は広がるばかりだ
ヒョング「死んじゃった」
ヒョングは倒れた
目の前に倒れて、口からどくどくと大量に血が流れだしてくる
その血がユンギの方に流れて行って、白いYシャツを染めていく
まだ、まだ助かるかもしれない
慌てて立ち上がって、部屋を飛び出した
ナムジュンに血を作る薬お貰おう
そうすれば助かるはず…
HS『はぁっ…はぁっ…ナムジュンっ…』
NJ『薬を飲め……もう少し、血が欲しい…』
ドアの向こうから、そう聞こえる
薬がそんなことのために使われているなんて知らなかった
ドアノブにかけた手が、動かない
早く呼ばないといけないのに、動かない
俺は本当に、地獄に彼らを巻き込んでしまった…
テヒョンの血はダメだ
俺のせいで飲むと永遠に生き続けなければならなくなってしまう
ジョングクは…
ダメだ
一番末っ子で、回復の力が弱い
薬を与えてもそうすぐには血は戻らない……
……ジミン
ジミンに頼ろう
アイツは優しいからきっと血を分けてくれる
テヒョンの血は吸うなって言いつけてあるし…
きっと大丈夫だ
俺はナムジュンの部屋から、ジミンの部屋に向かう
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songbird55(プロフ) - お山すわりに激萌！！！！！ (2020年10月25日 20時) (
レス) id: 8b2c24ae88 (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - ARMY レイさん» バリバリに更新していくぜ！！！！祭りじゃ祭りじゃ！！！！ (2020年10月24日 17時) (レス) id: 9075bac133 (このIDを非表示/違反報告)
ARMY レイ - おぉ! 新作ですか! 唐辛子マンさん最近は新作祭りですね!! 楽しみが増えます!! マジ アイラヴユーです! (2020年10月18日 22時) (レス) id: 9028194480 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唐辛子マン
| 作成日時：2020年10月18日 19時
