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未だにスマホを眺める不死川君を待つ、手持ち無沙汰な私。


暫くすると、私の様子に気づいたのかスマホをポケットにしまった。




「悪ぃな……気づかなかったァ」



いそいそと立ち上がる不死川君につられて私も立ち上がる。


コーヒーはまだ半分以上も残ってるが、そんな事気にしていないと言う様に食器を下げた不死川君。




『ご馳走様でした』



「あぁ」



そう言う不死川君は、少しだけ申し訳なさそうな顔をしていた。



私が飲み終わったから、捨ててしまったんだろうか……

ゆっくりで良いと声を掛ければ良かったかもしれない


店を出てすぐ不死川君に謝った。


『あの、ごめんなさい……私が飲み終わったからコーヒー捨てちゃったんですよね?』



そう言うと、口元に手を当て目線を逸らす不死川君。



その反応は何……?



「………コーヒー飲めねぇんだよォ」



ぼそり、と呟いた言葉が私の耳に届いた。


『え?』


飲めないのになんでコーヒー頼んじゃったの?

不死川君がわからない……



ガシガシと頭を搔いて気を取り直した様子の不死川君。


「………家どこだァ?送ってく」


『え?いや、大丈夫です
一人で帰れます』


『こんな時間まで付き合わせちまったから責任持って家まで送る』



不死川君は律儀な人……なのかな?

機種変に付き合ったら、お礼だってフラペチーノ奢ってくれたし

薄暗くなってきたから送ると言うし……



『いや、でも……』


ジロリと、不死川君に見られる




『お、ねがいします……』



威圧感凄すぎ!
こんなの断れないよ………




.

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月見おはぎ - 荒んだ俺氏のハートが癒されていく...神作見つけた...最&高(*^-^) (2021年8月12日 23時) (レス) id: f413eaa44e (このIDを非表示/違反報告)
かすたーど - 青春だぁ (2021年4月12日 17時) (レス) id: 1c675dd35e (このIDを非表示/違反報告)
0gn3254p0931x0a(プロフ) - 可愛すぎる(´;ω;`)やばいです性癖でした顔面崩壊関係無しで読ませていただいてます!(笑)応援してます (2020年11月29日 22時) (レス) id: 4cc2d45ccb (このIDを非表示/違反報告)
あこ - 今まで見た不死川の小説の中で一番好きです、、、めっちゃニヤニヤしながら呼んでました笑笑 これからの応援してます! (2020年4月6日 9時) (レス) id: 1d98f28e33 (このIDを非表示/違反報告)
殿茶(プロフ) - 緩莓さん» ありがとうございます!感謝感激ですっ続編執筆中なのでそちらも読んで頂けると嬉しそうです! (2020年3月13日 10時) (レス) id: ab2f0dbeb4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:殿茶 | 作成日時:2020年3月9日 16時

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